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The blue sky of the outlook58
ヤン社長の元に送られて来る膨大な資源データが次々と送られて来る。
一同が口を開けて呆然としていた。
目の前のデータ分析に手元が震える社長。
ヤン
「たまげた‥言葉にならねぇ」
レミィズ
「アンタ、こりゃ一体‥」
テツ
「凄えぞ兄貴!レベル5だってよ‼︎ 」
イチ
「凄え‥ヤベェ!何だこりゃ‥夢でも見てんのか⁈」
フル稼働で150年分の資源。
クリフタウンの現状は把握できた。
後は天魔重工の交渉に全てかかっている。
ヤン
「良くやった。早いが戻って来てくれ」
エノク
「え、仕事終了ですか?」
ヤン
「ああ、タケにも伝えてくれや」
エノク
「はい!了解で〜す」
エノク
「タケ、帰りましょ!」
タケ
「もうかよ!(何しに来たんだ一体)」
エイマ
「こんなもんですか?」
エノク
「そうね、けど‥」
端末を勝手にいじくり回した。
それくらい怒られる覚悟はある。
私達は再びロープウェイ乗り場へ戻り始めた。
テツ
「うおー!戻って来たか!」
イチ
「お、おい!デッキ移動中だぞ‼︎
」
コクピットが開いた。
複座が前方にスライド、デッキのステップに降りる。
エノク
「テツさん、お疲れ様です!」
デッキの下、重機の足元にヤン社長とレミィズさんが待っていた。
テツ
「エノク、あんなに見つけるとは思わなかったぜ!」
エノク
「私も想定外でしたけど、ねぇ?」
頭ぽりぽりかいてタケに振る
タケ
「お前の勘だろ」
エノク
「ん〜でも社長が選んでくれた場所だし」
私はデッキの手すりに寄り、下のヤン社長に報告した。
エノク
「社長、戻りました!」
ヤン
「お、おう」
みんなでデッキから降りる。
ヤン
「流石だな。ここまでやるとは」
エノク
「社長、ごめんなさい!」
一同が⁈と押し黙った。
エノク
「この端末、私の勝手で改造しちゃいました!ごめんなさい‼︎」
私は手を合わせ詫びた。
怒るだろうか‥
しかし、ヤン社長は目を丸くして止まっている。
暫くして
ヤン
「ブッハッハッハッハ‼︎何て奴だ笑」
エノク
「 」
イチ
「お、おい?」
テツ
「兄貴あんなに笑ったの初めて見たぜ‥」
アレ?
呆れてしまっただろうか?
レミィズさんも目を丸くしている。
レミィズ
「エノク‥改造って何したんだい?」
エノク
「えっと‥エイマを使いました」
エイマ
「エイマです。連帯責任です!」
レミィズ
「何だいコレは?」
エノク
「アプリです。カメラの数を増やしてもらいました」
レミィズ
「 」
この日はよくわからない一日でした。
日当が思う以上に多かったのは臨時収入なのか、よくわからないけど、そのおかげでアリサに新しい服を買ってあげようと思いました。
続く