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蒼穹のフリューゲル63


エノクです!

ノイル
タケと
古代図書館へ

ゼンキが
ノイルに
内緒で
内包者に
なろうと
していた


エノク
「ゼンキは何も説明しなかったの?」
ノイル
「アイツ。肝心な事は
話さないのよ!」
「悪いクセだわ」




まず
先生に
連絡


学校で
合流した

ディール
「ゼンキが居ない?」
エノク
「古代図書館は解放されてますか?」
「だとしたら」


ディール
「なるほど。私も行くわ」




古代図書館

ノイル
「ゼンキ!」
「何処⁈」
エノク
「内包者について調べたがってたわ」


ノイル
「それも、聞いてない!」
「何て勝手なのよ⁈」


エノク
「タケ、先生。手分けして」
ディール
「ええ」

書物に
かざすだけで
解読できる
解析アプリなら

ゼンキでも
問題無く
探し当てる事は
可能だ

小走りに
本棚の間を
駆ける

ノイル
「ねぇ、何で返事も無いの?」
エノク
「呪いの書物には手を出して
無い筈なの」
「警告文に従うだけだから」
ノイル
「ひっ⁈そんなの何で有るのよ⁈」
エノク
「ラグラのルーツが此処に集結
してるのよ。だから‥」


次の本棚に
差し掛かる

居た

ノイルが
走り出す

一冊の
本が

ポッドと
一緒に



ノイル
「ゼンキ!起きて!馬鹿ぁ‼︎」
エノク
「 」


タケと
先生が
駆け付ける

タケ
「馬鹿野郎‥何、俺と二の舞に
なってんだよ‥!」


エノク
「ごめんなさい‥私がメンバーに
入れたから」
ディール
「貴女のせいでは無いわ」
「想定外よ」
エノク
「それでも‥!」

ノイルが
咽び泣く

ポッドには
放射線量は
確認
されなかった

フリュが
その後の
ゼンキの
動きを危惧して
ベクターBOXの
格納を推奨した

ノイル
「私のはゼンキとの思い出が
入ってるの」
タケ
「だとすると壊しちまう」
エノク
「ゼンキの端末はどう?」
ノイル
「空だと思うわ」
タケ
「良し、格納だ」

セリャド

ゼンキが
消える

タケ
「全身に血管をアンカーとして
打ち込んだ筈だ」
「俺みたいにな。近場だったら
一溜まりも無いぜ」


エノク
「自覚あったの?」


タケ
「自分がでっかくなった
気はした。後は夢の中だ」


それ以上は
分からないと

タケは
説明する

ノイルは
俯いたまま

フリュに頼む

エノク
「ネネとビオラに繋いで」
フリュ
『はえ』


私達は
古代図書館を
後にし

食堂
ケット・シー
へと向かう

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