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蒼穹のフリューゲル13

改修版



エノクです



起床

エノク
「ご飯は炊いたから大丈夫」


フリュ
『夢でも見てましたか?』
エノク
「 」
「んっ⁈」

ベッドから
慌てて
炊飯器の
元へ

開ける

良かった

しゃもじを
出して
むらす

エノク
「もう〜脅かさないでよ」
フリュ
『開口一番がそれでした(^_^)』

昨日は
特製
キャベツカレー
残り

隠し味は
醤油
バター
チョコレート

コトコト
残りを
煮込む

あえて
熱めにし

火を消した

フリュ
『朝一番です』


エノク
「頭シャンは必須
時間かかるからこそよ」

風魔法
ドライヤーも
高価な為

学生には
手が届かない
代物をママから
調達して
もらった

エノク
「パパ、ママ。有り難く
使わせて頂きます!」

浴室へと
駆け込んだ




サッパリです

ベランダに
出ると
ドライヤーを
手にし
窓を開けた

エノク
「スイッチオン!」


ドライヤーから
光る
サークルが
輝き

詠唱効果が
発動した

バルヴィーストィ
ウェーチェル

発光から
サークルが輝き
螺旋に
舞い上がる
旋風が
濡れた髪を
直上へと
舞い上げた

詠唱効果は
30秒間
続いた

本場の
魔法なら
10秒で
乾くとか
なんとか

エノク
「ん〜!凄い!」
フリュ
『魔法使いエノクです♪』
エノク
「あはは笑」


制服に
着替え

駅へと
向かう

ホームには
誰もいない

無人なら
ぱぱっと
済ませよう

エノク
「フリュのメンテしなきゃ」

と言っても
ただの
ウイルスチェック

もう少し
かかるか
くらいで
ゾロゾロ
みんなが
降りてくる

女子寮前
でも男子の
姿が
ちらほら
見える

モノレールの
快速線も
奥から駅に
侵入して来た


「あ!あそこにいたニダ!」

ん?

この声
何処かで



端末を
仕舞い込んだ
その瞬間

振り返る
隙もなく
背中を思い切り
蹴られた


身体が
線路側へと

え?

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