新日常 小説44
夢を見た
眼鏡をかけた
男が
絶望感で
項垂れる
多次元宇宙の
世界線を研究し
その存在を
証明する実験
成功
失敗
どちらも
知ってしまい
絶望する
男が
説明する
彼の腕は
変異していた
家族を
巻き込んで
そして
二度と
戻らない
事
触れただけで
干渉した
と言う
解析する
心一つで
変わる
自分の世界
神の階級
ゲームにも
あった
R-type
多次元宇宙で
変異した人間が
バイドとなって
地球へと帰還を
果たす
異形となって
良く似ている
神の階級
その関係
なれ果て
道を欠く
その恐ろしさ
これが悪夢か
どうか
私には
分からないが
過去一番
恐れていた
人間の本質
代償
等価交換
とでも言う
のだろうか
夢は覚めた