The blue sky of the outlook57
クリフタウンのロープウェイ乗り場には公共の移動手段として設置されている。
最上付近で約1000m程の高さになる為、一旦乗り継ぎで乗る事になる。
券売機売り場には、端末をかざすだけでチケット購入するシステムだった。
あーワクワクする。
エイマは夢中になって端末のカスタマイズをしていた。
間近に見るゴンドラを見て感動した。
駅から見上げる標高差に圧倒する。
改札口を通り、駅からゴンドラが到着した。
タケ
「凄えな、上が見えねぇ」
エノク
「ん、1000mって絶壁に囲まれた町なのに」
「この急斜面を登っているのね」
ゴンドラに乗り込み、動き出す。
街が俯瞰へと変わる。
エノク
「わぁ〜」
タケ
「地層ってよ、深い方が良いんじゃねえのか?」
エノク
「どうかしら?私は逆だと思うわ」
タケ
「それで上に行く気か」
エノク
「ん、ヤン社長の言う可能性‥」
タケ
「ん?」
エノク
「いえ、何でも」
私‥試されてるのかしら?
大丈夫、最善は尽くす。
最上付近に到着した。
風が強い。
タケ
「エノク、どこ行く気だ?」
エノク
「見晴らしが良い所」
絶壁から見るクリフタウンの最上部。
エイマが戻った。
エイマ
「お姉さん、お待たせ‥て、此処は⁈」
エノク
「エイマ、この一帯調べるわよ」
エイマ
「ありったけ増やしました」
エノク
「ありがとうエイマ、さあ」
カメラをかざす。
遠方35kmの地平線まで調べ上げた。
最上部のデータが一斉に表示される。
エノク
「これは‥」
エイマ
「す、凄いです!レベル3レベル4があります、いえ、レベル5⁈」
タケ
「お前‥わかるのか?」
エノク
「いえ‥勘よ」
エイマ
「お姉さん‥凄いです‼︎エイマ感激」
エノク
「良質な資源が此処にあるって睨んでたのはあのヤン社長でしょ?」
とはいえ、この規模は驚いた。
エイマに計算してもらうと、天魔重工が24時間フル稼働でも150年分の計算らしい。
タケ
「こりゃ安泰だな‥」
エノク
「‥送るわ」
仕事終了‥かな?
続く
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