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精神世界物語 中編終

あれから
リハビリも
淡々とする

平行感覚に
問題は
無さそうです

これなら
いけるか

聖釘を
使いこなそうと
乗った途端に
看護婦さんに
見つかる

看護婦
「え、エノラさん!
何処からそんな物を⁈」
エノラ
「えっと、召喚
しました」

看護婦

「何だとおおおお⁈」

結果

病室で
二度と出すなと
警告された

耳が痛い




思ったより
回復している

目の腫れは
収まり

眼帯も
取れた

それだけの
元気があれば
早々に
退院にもなる

診察

先生
「スキャニングに異常は
見られませんね」
「少し早いですが
退院としましょう」
エノラ
「はい!」
先生
「元気でなりよりです」
「お大事に」

先生の
背後

看護婦さんの
二度と来んな
オーラを
感じる

嗚呼
耳が痛い

パパママも
この事態は
想定出来ず
私は自分の
足で帰る
結果となる

深々と
一礼して
病院を出た

眩しい

エノラ
「ママ?今日退院したの」
ママ
「ええ⁈」
「お迎えどうするの?」
エノラ
「大丈夫!自分で帰るから」
「じゃ、今から帰ります」

端末を切る
歩道を走る

荷物を
下げた
バックが
揺れ

少し重い

エノラ
「聖釘!」

純白の
紙飛行機に
飛び乗り
高度を
上げた


エノラ
「快適。少し風強いかな」

重い
バックを
隣りに
置いたら
傾斜と
慣性の
せいか
バックが
落ちた


エノラ

「あ!いけない!」


聖釘の
高度を下げ
バックの
落下地点を
探す

エノラ
「あった!良かった〜
人に当たらなくて」


私だって
ただの
人間
完璧じゃない

これからも
継続の
スキルアップで
幾度と無く
昏倒する事は
あるだろう

それでも

人生最後は
誰でも
怖いけど

悔いが
残るのは
もっと嫌
だから

私の生きる
精神世界は

私の結末に
向かい

進むしか
無いのです



それは

また別の
お話し


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