蒼穹のフリューゲル57

改修版

---

エノクです

粉砕された
豆腐から
見事に
復元再生

豆腐？
頭部じゃ

エノク
「ブフっ！笑」
女子
「何吹き出してんのよ⁈」
エノク
「嗚呼、ごめんなさい笑」
「それはそうと看守はどうやって
巡回して回ってるのかしら？」

鉄格子へと
歩く

一寸先は闇

吹き抜けの
奈落

なるほど

これなら私の
膨張した
身体も
鉄格子を
丸々外したと
しても

機材を使い
収容出来る

彼らも
逃げ出せない
訳だわ

アリサだけが
出来る訳だと
納得した

エノク
「　」
「正に鳥籠‥⁈」
女子
「そうよ。どうするの？」
エノク
「そうね‥じゃ、審議しましょう」

ゴニョ‥

---

女子
「‥やっぱり退治するの？」
エノク
「この構造なら、多分内包者が
看守として巡回してる筈よ」
「デニッシ族はただの下請けの
配属先で動いてたわ。魔法で飛ぶ
けど看守に属さないチンピラね」

つまり
手加減は
要らない

さぁ

仕掛けましょ

みんな
心配してる筈

鉄格子の
隙間に手を
差し込む

膨張

むにゅっと
変形させた

まさか
私が
これをやる事に
なるなんて

そこから
眼球を
外に出す

眼球は
血管に
繋がれ

視点を
外部に出した

スルスルと
血管を伸ばし
外の状況を
把握する

牢獄には
子供達の姿

看守の
姿はまだ‥

あ

看守と
目が合った

反転して
自分の居る
牢獄に向かい
一気に
格納した

エノク
「ああああ」

女子
「何⁈」

エノク

「高速で追ってくる！」

女子

「エエッ⁈」

鉄格子まで
一直線

眼球を
はめ込んだ
反動で
少し仰け反るが

んんっ

この瞬間を
絶対
逃さない

エノク

「が、がお‥！」

牢獄の
鉄格子を
粉砕する
規模の肉塊を
膨張させた

鋭い歯を持つ
巨大な口を
形成する

追い付いた
看守に向かい
喰らいつく

看守

「うわぁ‼︎」

一口で
丸呑み

⁈

オーラの
衝撃波で
爆発⁈

エノク
「　」
「んんっ‥まだまだぁ！」

口内で
血管を
無数に
伸ばすと
中の看守達を
先端で擽る

看守

「wwww www」

一瞬油断
させて

一気に格納
血管で
縛り上げ

全力で壁に
叩きつけた

脳天に
叩きつけ
看守達の
首が曲がる

物色させ
端末を
奪った

エノク
「粉砕よりは良いわ」

女子
「ナイス！首、粉砕じゃん！」
エノク
「やめてください笑」

エノク

「直接学校に向かって。固有結界で
隔離してるから、ログは消してね」
女子
「オッケー。エノク‥助かったわ！」
男子
「エノクさん！マジ神っス‼︎」
男子2
「恩にきます！」
エノク
「ん！」

女子
「ありがとう！」

ポータルに
消える

更生

出来たかしら？