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6 ルーン

エノク
「え?」

カナ
「お友達、出来たっぽいでしょ?」
「バムイ族である事を、いつまでも隠し通す訳にはいかないじゃない?」

ママが
唐突に
無理に
正体を
隠す必要は
無いと
言って来た


エノク
「みんな、怖がったりしないかな?」


カナ
「みんなを怖がらせる見せ方をすれば、そうなるでしょうけど」


エノク
「けど」
カナ
「ルーン節約。少しは理解できた?」

エノク
「とりあえず、このくらいのルーン摂取した」
「尻尾くらいは見せても良い?」


カナ
「そうねぇ‥ただ」
「何もしなくても、ルーン消費は少しずつ減っていくものだから、残量には気をつけるのよ」


エノク
「ん。おやすみなさい!」

ドタドタと
階段を登る
エノク

カナ
「‥またルーン確保かしら。成長と共に、効率消費教えていかないと、そろそろってところね」
「余程の事でも無ければ、枯渇は無いのだけど‥」



私の
お部屋

端末で
寝る前に
調べもの

エノク
「ママと私‥だけなんだ。他にもバムイ族はいないの‥?」

もし
いるなら

会った
事のない
パパと
呼べる人も

この街にいる?


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