蒼穹の見聞録27
目前に
現れた
攻防神
その
形状は
瓢箪
ラドゥ
「来たか」
エノク
「 」
「あれは⁈」
遠方から
飛来して来る
白銀の
球体
そこには
エノク
「あれが‥金閣と銀閣⁈」
ラドゥ
「蒼穹、交代だ。模擬戦を開始する」
エノク
「先生‥模擬戦って、アレを破壊するんですか⁈」
ラドゥ
「前回の総力戦では、実戦投入されなかったものだ」
エノク
「 」
蒼穹
「エノク、交代するっス」
エノク
「え、ええ‥」
「攻防神を、破壊するんですか?」
ラドゥ
「唯物世界では、実用性の無い物は投棄する。だが、此方ではそうはいかん」
つまり
模擬戦の
役に立つ為
私達の為の
実戦投入と
言う事らしい
私が
躊躇う
うちに
金閣
銀閣は
瓢箪の
先端部へと
移動する
不思議な
金属音と
共に
金閣銀閣は
瓢箪へと
接続された
三色の
発光が
確認される
私達は
蒼穹へと
交代する
ラドゥ
「如何なる手段も問わん。見せてみよ」
エノク
「良いんですね?破壊して」
私達は
瓢箪に
向かい
上昇する
数百mに及ぶ
巨大な
瓢箪は
空中に
静止する
さて、と
どうしよう
かしら?