パンドラBOX3
少年
クゥルスは
草原で
目覚めた
亡き父
魔王の夢
涙を拭うと
ナーシャが
隣にいた
クゥルス
「いつからいた⁈」
ナーシャ
「また授業サボって寝てるから、起こしに来たんだよ」
「うなされてたよ?」
気にするな
軽く流す
クゥルス
クゥルス
「また俺と組むつもりなのか?」
ナーシャ
「ダメかな?」
クゥルス
「少しは俺と稽古する気は無いのか?」
そんなだから
暇でやる事も
無いと
あくびする
クゥルス
学園界
この制度は
期限付きの
パーティー制度
しかし
ナーシャの
表情は暗い
問う
寸前で
斧が
回転しながら
飛んでくる
クゥルスの
頬を掠め
斧は地面に
刺さる
見ると
二人の
巨漢が
呆れた表情で
睨む
男
「貴様が、学園界一の問題児」
「クゥルスか?」
クゥルス
「‥誰だ?」
男2
「小娘とイチャイチャされるとは」
「旧市街なら人目につかぬと思っておられたか?」
クゥルス
「喧嘩しに来たのか?」
絡む男に
キレ気味の
クゥルス
男
「倦怠丸出しの貴様にパーティー組もうと申し出ている」
男2
「恥を知るがよろしい」
クゥルス
「なるほどな」
一理ある
立ち上がると
クゥルス
「ナーシャ。見せてみろ」
「稽古の成果を」
ナーシャ
「え?」
クゥルス
「俺と組むなら男二人、蹴散らしてみろ」
ナーシャ
「う、うん!」
ベクターBOXから
剣を召喚
装備する
そう
既に
パンドラBOXは
量産化
されていた