
lost kingdom36
旅立った
十字架

パパやみんなも
国の未来の為に
寂しくても
駄々を
捏ねたい
親は遥か先
エノクです

あれから
私自身の
変革に向ける
目標に
向かう
プラントの
旧オウドリーフで
出入りする
様になる

放棄された
ボロボロの
街
変化すると
聖釘を
呼び出し
私自身を
強襲させ
回避訓練する
人から
見れば
奇行
それでも
一人歩き
出来る自信は
付けたかった
あの
レジスタンスの
群がる町へ
再び行く為
戦う為ではなく
彼らの
理解を得て
調和する為
あの時
私は
怖くて
何も
出来なかった

みんなが
助けに
来てくれた
助けられて
ばかりの
私
もっと
強く
豊かに
そして
月日が経つ

私は
13歳に
なりました

お気に入りの
麦わら帽子を
かぶって
シーラに
相談を
持ちかける
一人立ち
する為

シーラ
「私達は魔女よ」
エノク
「自覚はあるの」

シーラ
「バムイ族として理解を
深める旅に危険を承知で?」
「腕を吹き飛ばした
レジスタンスの町に?」

エノク
「もう一度で良いから」
シーラ
「何の為に?」
エノク
「調和」
シーラ
「 」
シーラは
少し考えた
条件付きで
許可を得た
条件とは
毎日連絡
取り合う事
一度でも
危険な
目に合えば
旅は終了
レジスタンスと
調和を
果たした
人と一緒に
帰還を
果たす事
シーラは
続ける
シーラ
「カナさんが、歴史が変わる時
貴女が大きな動きを見せるって」
「旧オウドリーフで特訓
してた事も知ってるわ」

エノク
「 」

シーラ
「だからエノクの目標も
受け入れてる」
「無理には捻じ曲げたり
しない様にしてるの」

エノク
「シーラ」
私だけの
問題ではなく
みんなが
いるから
離れていても
バックで
支えるから
その意味も
含めた
条件だった
エノク
「ん。ありがとう」
シーラ
「レジスタンスは全てが
エノクに危害を加える
人ばかりじゃない筈よ」
エノク
「ん」
「それを確かめたい」

シーラ
「だそうよ。みんな」
エノク
「え?」
お姉ちゃん達が
部屋に入って来た
イーノ
「みんなで行っても解決
しないって事?」
ロカ
「エノクの決意がそれだけ
固いんだったら‥ね?」
カズ
「エノクらしいね」
エトラ
「条件、守ってね。エノク」
「私」
エノク
「エトラ‥みんな」

13歳の
独り立ち
平和の中
独りよがりの
わがまま
では無い
私の決意
シーラ
「いつ出るの?」
「準備出来たら声掛けて」

エノク
「ん」
私の
FAPUSも
連れて行く

旅立ちは
今