小説攻強皇國機甲24
包帯を取る
鏡に映る
全快した
僕の顔
ライオが
やって来る
アルゴ
「おはようライオ!」
「待たせてしまったね」
ライオ
「おはようアルゴ
リズが心配してたよ
怪我も大丈夫だね」
アルゴ
「砂漠地帯を越えるんだね」
ライオ
「ここからは巨大化して
移動するよ」
初めての砂漠
歩く時
足元を
取られない
様に進む
必要がある
アルゴ
「流砂だっけ?」
ライオ
「砂漠にも流れが
あるみたいだよ」
ドアを
ノックする
返事を
返したら
リズとうさが
元気良く
入って来た
リズ
「おはようアルゴ!」
「包帯取ったの?」
うさ
「これでバッチリね」
アルゴ
「うん、そろそろ
大丈夫だって思ってた」
ワンも
ワニも
入って来た
ワン
「おはよう!」
ワニ
「おはよう〜」
アルゴ
「スカンクは」
リズ
「尻尾のトリミングに
手こずってる」
身支度を
済ませて
僕らは
宿を出る
巨大化した
うさと
ライオに
乗り込んで
砂漠地帯へと
向かった
町の上空を
通過して
暫く飛んだ
地形も変わり
岩壁の
間を
縫うように
飛行すると
あちこちに
砂が
見える
ライオ
「近いね」
アルゴ
「うん!砂漠かぁ」
「暑そうだなぁ」
ワニ
「前見えなくね?」
ワン
「え!これ砂嵐⁈」
リズ
「うさ!」
うさ
「飛行は無理ね。
ライオ、フラップに
砂が入ってしまうわ」
ライオ
「降りよう。此処から
歩くしか無いね」
アルゴ
「凄い。いきなり砂漠の
門前払いなんて」
目の前は
砂嵐
黄土色の
粒子が
叩き付ける
スカンク
「ま、シールドで
ある程度は見え
るんだけどさ」
アルゴ
「周囲の視界が
確保出来るのは
ありがたいね」
砂嵐の
洗礼
それでも
僕らは
前に進んだ
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