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Dragon Flower5


ロカです

家に帰って
リビングへと
戻って来た

エノクは
ぐっすり眠る

眠る姿が
可愛い

良かった
ずっと見て
いたいけど

お風呂入って
寝る時間だし

パパは先生と
どんな話
してたのかな
エノクは
大丈夫だよね?





眩しい

締め切った
カーテン

あれ?

部屋に収まり
きれない黄金
(こがね)
ロカを見てる
フッと消えた⁈



ロカ
「姉ちゃん!」
イーノ
「ん〜何?」

姉ちゃんが
ドア開けて
眠そうに
出て来た

ロカ
「姉ちゃんの言ってた
龍だった」
イーノ
「ああ‥きっと
はっきりと見る事が
出来なかったのね」
ロカ
「名前付ける」
「こがね!」
イーノ
「 」

パパが下から
呼ぶ声がする

そろそろ
起きる時間



着替えて
リビングに来た

ハハに抱かれた
エノクが
きゃっきゃと
笑う

エノクの機嫌が
良いからハハが籠に
戻した
ロカもエノクに
手を差し出すと
小さな手で
指を握る

元気そう

イーノ
「パパ、結局
大丈夫なの?」
タケ
「呪いは抑えられた」
「消えた訳じゃ無いが」
ロカ
「え?」
タケ
「先生がな、高校時代の
友人だ。信頼できる人だ」
ロカ
「エノク‥」
タケ
「大丈夫だロカ」

パパは先生が
もう少し時間
かかるから
応急処置で
数年は大丈夫だと
言っていた

ロカ
「先生‥凄い人」
タケ
「ああ、呪いにも
対応できる様になった
からな」

朝ごはん
食べながら
パパは言う

姉ちゃんは
中学生だから
制服姿

カッコいい

遅れてカズ兄も
制服姿で降りて来た

カズ
「おはよ」
イーノ
「遅いぞパパ」
カズ
「ふぁい」
イーノ
「しっかりする」
カズ
「ん。エノクは‥大丈夫」
ロカ
「え」
カズ
「心配無いって」
タケ
「分かるのか?」
カズ
「分かる。生かされ
てるからって」

姉ちゃん
パパハハが驚いて
顔を見合わせる
ロカは
それを聞いて
安心して
嬉しかった

ロカ
「カズ兄、他には?」
カズ
「今はそれだけ。
だから心配
いらないから」
イーノ
「ママと‥会話出来るの?」
カズ
「流れて来る感じ」
「会話は無理」

立て掛けてある
ミツルギも
話しかけて来る

ミツルギ
「カズさん、未来が
見えるんですか?」
カズ
「どうだろう?
まだはっきり
見えないけどね」
イーノ
「カズにはあって
私には無いんだ‥」
カズ
「イーノにあって
僕に無い
ものはあるよ」
イーノ
「それは何?」
カズ
「それが今は
分からないだけ」

ロカも良く
分からない

けど

ロカには
こがねがいるから
きっとそう言うもの
だって分かった


とりあえず
ここまで

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