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蒼穹のフリューゲル23

改修版



エノクです

上層の
大都会

新しい生活

そして

嗚呼

初めて
校内での
トラブル

こう言うの
いじめって
言うのかしら?

学校内で
怪物を煽る
手練れ



本領を発揮する
独占欲

自ら
優位に
立つ為なら

授業を終え
呪詛の羅列を
描き殴られた
机から

新しい机に
交換
してもらう

私は少し
単独の行動を
取ることにした

気遣う3人
ゼンキを
横目に


ビオラ
「エノク‥」
ネグロ
「先生に相談すべきだよ」
ゼンキ
「意地張ってる場合じゃねえぞ」
「おい⁈」


エノク
「ありがとう大丈夫よ。問題を
最小限にして見せるわ」
「此方も考えがあるから」



一人
トイレへと
向かう

必ず動く

エノク
「はあ‥」
「 」

やっと来た

女子
「話があるんだけど」
エノク
「此処で?」
女子
「 」

無表情

無言

人気の無い
廊下を歩かされ

見覚えのある
暗い廊下へと
案内される


エノク
「ちょっと、こっちは」
女子
「 」

無言で
端末を弄る
女子

その先で
校内の
中央部

古代湖の
巨大水槽で
止まった

無言の女子が
やっと
口を開く


女子

「‥分かってるよね?」

エノク
「タケは貴女に迷惑してる」
「離れてあげて」


女子

「うるさい」
「いつまで待たせてんの⁈
さっさと来なさいよ!」


エノク
「 」


何て女

一人では
マウントを
取れない
弱い子
なんて


右から
左から
ゾロゾロ
男子生徒が
湧いて来た

此処で
女子も
ニタリと
頬を
引き攣らせる

残念だ

更生は
出来そうに
無い



不愉快

なら相応に
此方も
仕掛けさせて
もらう

この
暗がり

丁度良いわ

女子
「分かってるよねぇ?」
「騒ぎ起こせないでしょ?
怪物だからって特別扱い
出来ると思った?」


男子
「‥怪物だってよ?」
男子2
「可愛いじゃんよ!」
「マジ好きにして良いん?」
女子
「どうぞ」
男子
「ゴム持って無いよ俺」

品の無い
野獣が
歓喜で
笑い転げる

色欲で
私を見る

下心
丸出し

私の
髪なり肩なり
触れて来る

追い詰められた
フリをして
壁に背を
付ける

エノク
「 」

「ねぇ‥一つ教えて?」


女子
「何」

エノク

「他には居ないの?」

総数
12人

これで
どうも全員
らしい

‥それじゃ

始めようかしら?

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