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蒼穹のフリューゲル29

改修版



エノクです

タケと別れ
トイレへと
向かう

そこまでは
良かった

手を洗い
蛇口を
捻るも

違和感、

エノク
「え?」

突然
水が
飛び出す



全身
ずぶ濡れに

慌てて
扉まで
退避した

女子
「何の音?ちょ⁈ずぶ濡れ
じゃんアンタ!」
エノク
「職員室行って呼んで!
担任の先生がディールなの」
女子
「え?あ、うん!」


これでは
廊下に
出れない

どうする

勢いよく
水は
天井まで
伸びる

エノク
「はあ」
「タオル無いかしら」
フリュ
『あちゃ〜災難』

端末は
無事か

しばらく
待機

ディール
先生も
駆けつけて
来た様だ

扉を開ける

ディール
「エノク⁈」


エノク
「蛇口が」
ディール
「バスタオルを持って来るわ
少し待ってなさい」
エノク
「はい」

結果

トイレは
使用禁止に
なる

私は
身体を
拭くと

体操服に
着替え
授業を
受ける
事になる



屋上

騒ぎを
聞きつけた
タケと
話す

タケ
「マジか⁈」
エノク
「まあ‥そんな訳です」グスッ
タケ
「下着も無くか」
エノク
「‥エッチ///」
タケ
「///」

やめて下さい

授業
どころでは
無い

出来れば
制服が
乾くまで
此処に
居たい



そう
思っていた
矢先

突然
ポータルの
輝きが
次々に
現れた


タケ
「何だ?」
エノク
「タケ、下がって!」
「誰か出て来る」
タケ
「‥エルフ⁈」

違う

姿はエルフ

けど
全て



この匂い

鋭い眼光

ベクトルを
私達に向け
要求する

「服従せよ」

タケ
「何?」

「戒律の元にひれ伏せ。
服従せよ!」

エノク
「選択‥」


「必要ない!」
「ブリッツ!」

エノク
「タケ、危ない!」



男の詠唱

掌から放たれた
魔法の
閃光が

私達に
向かう

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