Ragura Floating World62
エノクです!
駅に到着しました。
実は前もって
ネグロおじさんに
連絡を取っていた
文字解読だけでなく
式のイメージ
トレーニングや
戦略
応用も
おじさんから
教わった
だから
フィンガースナップも
おじさん直伝
エノク
「着いたわ」
スク
「ここかぁ‥凄いね」
エノク
「地下の階段降りるの」
スク
「えっ」
地下に降りるとは
思ってなかったみたい
階段を降り切った
先に待つ
ビル四階程の
本棚が並ぶ
スク
「凄い‥こんなに沢山‥」
エノク
「解読書もここで
眠ってたのよ」
スク
「誰がこんなに
集めたんだろう」
そもそも
何故
こんなに高い
本棚があるのかが
気になる
灯の方を進み
おじさんが
いるか確かめる為
卓上の方へと
向かう
いた
私が真っ先に
伝えなきゃならない
恩師であり
恩人
ネグロ
「退院出来た様だね
おめでとうエノク」
エノク
「はい!侵食者の
進軍や魔神具にも
対抗出来る聖釘も
完成しました」
ネグロ
「魔神具⁈」
「侵食者はともかく
初めて聞くね」
おじさんに
それまでの経過を
説明した
スクの協力が
なければ決して
辿り着けなかった事
ネグロ
「なるほど‥君が」
スク
「初めまして」
ネグロ
「僕と同じ目の
色をしている」
「良いパートナーを
見つけたね。エノク」
エノク
「ん」
おじさんは
喜びに溢れた
笑顔を見せた
報告は終了
さてと
本題の内容を
話そうと思う
ネグロ
「チョウワソウ?」
「ラグラの植物かい?」
エノク
「曽祖父が最後、私に
見せたかったの」
ネグロ
「ガラキさんが‥」
「よし、調べてみよう」
おじさんは
書物の文字で
幾つかの
キーワードを書く
そして端末を
かざして
スキャンした
ネグロ
「エノク、スク。
君達もこのワードを
スキャンして」
スク
「はい」
エノク
「どうやって
調べるの?」
ネグロ
「この量だ、
手分けして該当する
キーワードで絞り込み
探すとしよう。
バトラー」
バトラー
「お呼びですか、ネグロ様」
ネグロ
「チョウワソウに
ついて調べたい」
バトラー
「かしこまりました」
「スキャンサークルに
収まる様、端末を
かざして下さい」
バトラーは
サークルに収まる
様にかざす事で
キーワードを検索して
該当するか調べて
くれるらしい
私達の端末にも
同じサークルが
現れ、これで
スキャニング
出来る様になった
ここからは
古代図書館で
三人で
スキャニング
見つかる
かしら?