いつか離れる私達
漱石さんと出逢って丸3年が過ぎた。
月並みだが、まさかこんなに長いお付き合いになるとは思っていなかった。
最初の頃はまだ私自身、気持ちがフラフラしていたし、他にもsexをする相手もいた。
でも『漱石さんだけにしよう!』と心に決めてからはすっかり落ち着いた。
最初の頃の漱石さんの印象は、気持ちいい気分にさせてくれる人。
逢う度に、容姿を褒めちぎられ、
声も可愛い、仕草がエロい、言葉のチョイスが面白い、楽しい、可愛い、もうホント好きすぎる♡
と私を絶賛してくれる。
もしかして、私ってめちゃめちゃ美人なんじゃないの?って、勘違いさせてくれる。
散々甘やかされ、わがままも可愛いと目を細めてくれる。
いつも美味しいもの食べさせてくれて、
ラブホじゃない綺麗で清潔なベッドを用意してくれて、
行きたいとこに連れていってくれて、、
いやぁ、ホント漱石さんは、私にはもったいなくておつりが出る人だった。
ただのセックスパートナーなのに。
でも、2年目になって、2人で遠出をするようになった辺りから、次第に関係性が変わってきたような気がする。
色んな所にいって、ホテルと食事以外の体験を積み重ねていくと、お互いの色んな顔を知るし、一緒に経験をしていくことで絆というか信頼というか…。
少なくとも、身体メインの褒めちぎりあう関係性ではなくなった。
そして、昨年。
昨年1年間は、私が生きてきた史上3本指に入る最悪な1年だった。ホントしんどかった。苦しかった。…辛かった。
仕事や用事以外でかけることはなくなり、友人達とも一切逢わなかった。
過ごすのは、苦しみを理解してくれてる家族だけ。
漱石さんともあまりに凹みすぎて逢いたくなくなった。なんかめんどくさくなってきた。
でもなんだかんだで、無理して逢いに行ったら、なぜか、気づけば私ケラケラ笑ってた。なんか一瞬元気になってた。
不思議な人だ。
だから結局逢い続けた。
もちろん、家族の問題だから詳細は話さないけどって、、結局最後は全部話したっけ。
夫の前でも絶対に泣かなかったのに、なぜか漱石さんの前では勝手にポロポロ涙が溢れてきて困ったこともあった。
でも、、この事をきっかけに、より一層、お互いの心が近くなった気がする。
気がつけば、今ではすっかり彼に心を開いてしまってて、、、なってこったい。
今や漱石さんは、私の精神安定剤。
心の拠り所。
すべてのモヤモヤやイライラはもちろんのこと、嬉しいことも悲しいこと悔しいことすべて漱石さんが受け止めてくれる。
理想の彼氏すぎる。
3年たって、改めて出逢えたことに感謝してる。
もう漱石さんがいない明日は、考えられない。
なんてね。
あーあ。
こんなはずじゃなかったのに。
さて、これから私と漱石さんはどうなるんだろう。
4年目は何が起こるのかな?
なんとなく、書き残したくなりました。
もう人生残り少ないしね。
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