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インバウンドスペシャリストへの道のり#7 DMOとは何ぞや?

こちらからの続きです

DMOとは何ぞや?

訪日旅行を扱う人にとって、「DMO」とは
身近な言葉かと思われますが、改めて一考します。

DMO=観光地域づくり法人

Destination Management Organization」の略で、
自然、食、芸術、芸能、風習、風俗など、
それぞれの地域にある観光資源に精通し、
地域と協力しながら観光地域を作り出す法人のことを指します。

出典:ビジネス+IT https://www.sbbit.jp/article/cont1/34151#:~:text

海外版DMOとは

DMOは元々欧米で作られた言葉のようで
こちらの方が私にとっては自分がやりたい事に近
いように感じました。

欧米では、DMOの存在意義は「生活の質を良くするための手段である観光を、地域住民を巻き込みながら発展させる活動」に変わりつつあります。そのような考え方の中で重要視されているのが「アドボカシー」です。アドボカシーとは、観光地域づくりの文脈では、地域住民や行政、事業者などのステークホルダー(利害関係者)への説明、合意形成、メディアへの働きかけなどを指す概念。

出典:JNTO https://www.jnto.go.jp/projects/regional-support/casestudy/2916.html

どんな風に日本を観光して欲しいか?

どんな風に日本を観光してほしいか?
これらは私達が決めていいと考えています。

先日も富士山登山者が訪日客で溢れ返るという
ニュースが出ていましたが、日本以外の
パスポートホルダーは人数制限を設ければいいと思います。

ボルネオ島のキナバル山では山小屋の予約と
公認ガイドの同行が必須
になります。
当然定員もあり、誰でも簡単に登れるものではありません。
それで良いと思います。

誰にどんな風に観光して欲しい?

⑤にも書きましたが、ターゲットを広げすぎると
誰にも刺さらない悲劇が生じる可能性があります。

アルコールを街のメインブランドにした事が原因で
ファミリー層や学生向けは来てくれなくなるという
例が出ていました。

ある一定の層を捨てる事で、よりターゲットが明確になる。
他地域と差別化することのほうが大事だと想います。。

ラスベガスやマカオのカジノはまさしく好例だと思われます。
その意味でも大阪の統合型リゾート(IR)にも期待しています。

観光は相手があるもの

だからといって、全てがこちらの思い通りになるとは
限りません。魅力のない地域で需要がなければ
どんなルールを作っても、観光客に来てもらえなければ
意味がない訳です。

佐賀県が中国人向けに「洗肺(シーフェイ)」アピール
したのは良いアイデアですよね。
新鮮な空気に需要があるとは笑
求められるのはこういう考え方だと思います。

世界遺産があるだけでも駄目

世界遺産があれば、観光客が来ると思ったら
大間違いで、それを見たら帰ってしまいます。

やっぱり観光・食・宿・ショッピング+αが必要です。
そこに運ぶまでの交通の便も重要でしょう。
α部分地域の特性が最も重要になると考えています。
全体の総合力で勝負するのが、無難なのかな。
簡単に言っていますが、このαを見つけるのが
一番難しい
ですよね苦笑

インバウンドスペシャリストへの道のり#8へ続く




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