9.オンラインレッスン時の注意点:カメラの映り方
日本語学校から生徒さんを紹介していただいたりすると、学校のオンライン会議に参加することがあります。そのような会議には同業の他の先生方も多数参加なさっているのですが、「うーん、ちょっとなあ…」と思う画像の方が結構いらっしゃいます。
例えば、
画面が暗い。
背中に窓の光を背負っていて、本人がほとんど黒い影のようになっている。
画面に対し、頭を前に突き出したり、下を向くような姿勢で映っている。
片付いていない部屋/本棚が背景に映っている。
背景に個人的な情報が丸見え。
バーチャル背景が派手すぎ。
着ている服の柄とカメラとの相性が悪く、画面が乱れている。
ちょっとした工夫でカメラ映りの印象は変えられます。
プロとしてクライエントからお金をいただいてレッスンを提供するのですから、少しコストはかかったりもしますが、それくらいには注意を払うべきではないかと思います。
私が心がけているのは以下の4点です。
照明
カメラ映りをよくするには、まず照明です。
窓を背にするのではなく、窓に向かって座って、光が顔に当たるようにするだけでいいでしょう。
私の場合、机が窓から遠いので、デスクライトを顔に向けています。視線の高さ
画面を見る視線は、PCの高さや角度を変えれば調整できます。
カメラが目の高さに来るようにすれば、画面上とはいえ、相手とより自然な目線でコミュニケーションができます。PCスタンドを使いましょう。3000円くらいで買えると思います。
ただPCスタンドを使うと、キーボードの位置も高くなってしまい、タイピングしづらくなります。その場合はキーボードだけを別に買って机の上に置けば良いです。姿勢がよくなるので、肩こりなども改善されるはずです。背景
バーチャル背景を使う場合、できるだけ落ち着いた色のシンプルなものを選びましょう。
バーチャル背景を使わないなら、せめてカメラに映る範囲に余計な物を置かないようにしましょう。
個人的な情報が映り込まないようにするのは、自分を守るためです。気づかないうちにネット詐欺に加担させられてる!なんてことは避けたいですから。また、過度な乱雑さや派手な模様がクライエントの注意を失わせることもあります。
私は外国の大学の自習室の写真を背景にしています。服装
カメラ越しに見える服装にも気を付けましょう。ストライプとか細かい柄は画面上で乱れやすいです。
私は黒のカットソー一択です。