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こうべ森と木のプラットフォーム 2024(令和6)年度 共創会議を開催!

こうべ森と木のプラットフォーム(PF)では、年1回、参画されているみなさんが集まり、取り組みの共有とディスカッション・交流する場「共創会議」を開催しています。2024年の年末に開催しました、共創会議の様子をご紹介します。
日 時:令和6年12月11日(火)15:00~17:00
場 所:神戸商工貿易センタービル 26F第一会議室
参加者:一般参加者43人、神戸市(防災課、公園、環境、農政、建築)16人、事務局10人 計69人


1.開会

挨拶(神戸市建設局防災担当部長)

「2024年は黒田副市長の就任や、新たに設置した森林官に栃本さんが就任するなど、森林整備や木材活用への取り組みが大きく広がった年になった。
しかし、神戸市の森林を次世代により良い状態で繋げていくために、神戸市だけではなく、民間をはじめとした多様な方々に関わっていただくことが重要だと考えている。
今年度の取り組みの振り返りと、次年度の取り組みに向けて活発な議論をしていただけたら」
との挨拶をいただきました。

2.今年度の主な取り組み

その後、プラットフォーム事務局より取り組みの柱「地域の森林を育む」「関わり創出」「ストック・流通支援」「木材を活かす」毎に2024年の活動について説明・共有を行いました。

2-1.地域の森林を育む

「地域の森林を育む」では、ワンストップ窓口での山林所有者の森林整備支援や、木材活用コーディネーターの派遣実績などの共有を行いました。

北区山田町六條八幡宮における取り組み支援

2-2.関わり創出

「関わり創出」では、PFのHP更新や、木材活用研修会の取り組みの紹介を行いました。

2-3.ストック・流通支援

「ストック・流通支援」では、2箇所(しあわせの村・森林植物園)のストックヤードにおける運営実績や、神戸市産材の売却・流通実績、「こうべの木マルシェ」の開催などについて紹介しました。

2-4.木材を活かす

「木材を活かす」では、森林整備や街路樹伐採によって発生する木材の情報共有支援の取り組みなどを紹介しました。

また、神戸市環境局より、今年度に神戸の木材を用いた備長炭の試験製炭について紹介がありました。神戸市北区山田町にある自然共生サイトの森林において、アラカシ・シラカシを伐採して備長炭を生産し、今後飲食店への提供などを進め、木材だけではない持続的な資源活用を進めたいとのことでした。

神戸市のカシで製造された備長炭


3.シンボルマークについて

現在、市で検討している、神戸市産木材のシンボルマークについて、事務局から説明があり、みんなで意見交換しました。

シンボルマーク作成の目的

  • 市民に、神戸市産の森林資源・自然素材であることを伝えるマーク

  • 神戸の森林・自然とのつながり(資源循環)を認識してもらう

  • 神戸のサステナビリティを高める取り組みやそれに寄与する素材の価値を高める。

  • 材の品質ではなく、材の背景にあるストーリーを”神戸材の価値”として伝える

そして神戸市産木材のシンボルマークの作成を進めるにあたって、共創会議にて、実際に使用するPF参加メンバーからの意見をいただきました。

共創会議当時のシンボルマーク候補を見た上で、参加者からの投票や、ざっくばらんに意見交換を行いました。
参加者からは、

  • 見た時に、「これはなんだ」と思ってもらえるようなファーストインプレッションが強いマークが良い

  • 名称を口にしやすいというのも大事

  • 六甲山よりも、KOBEの方が、全国的な知名度がある

  • ポートタワーなど、神戸らしいものがあっても良いのでは

  • 一つに絞るのではなく、使い分けができるようにしてほしい

など、さまざまな角度からの意見が飛び交いました。

今後は
〜1月 :共創会議で出た意見をもとに、シンボルマークをブラッシュアップ
1月末 :市長・副市長協議→市内部で調整を進める
というスケジュールで進んでいきます。
みなさま、楽しみにお待ちください。

4.意見交換(振り返りや、今後取り組みたいこと)

続いて10班に分かれ、PFや参加者自身の今年度の振り返りや、来年度取り組みたいこと、課題などを議論し、発表しました。

  • 伐採した木の情報をはじめとして、より川上と川下を繋ぐような情報の発信やコミュニケーションを強化していってほしい。

  • 規格など、統一するべきところは統一して、無駄なコストを減らせるようにしたい。

  • 資源利用を増やすためにも、流通の仕組みを整えなければならない。

など、PFとして未だ十分でない部分や、ある程度利用が進んできたからこそ見えてきた課題などが発表され、今後の更なる発展に向けて非常に有意義な時間となりました。

グループに分かれて、交流、対話をしました!

5.閉会

挨拶(栃本森林官)

「神戸の良い部分として、町と森が接しており、非常に豊かな自然があるのが一つの売りだと思うので、それをさらに強化して、資源循環・資源活用を進めたい。グループでの協議を受けてさまざまな課題も出していただいたが、神戸市だけではできないことも多いので、民間の方々のご意見・ご協力をいただきながら進めていきたい。来年はより推進していきたい。」と来年に向けてさらに神戸市の森林活用を盛り上げていこうという想いが伝えられました。

2025年も様々な取組を展開していく予定です。
より良い神戸のために、神戸の森と木、街に関わるみなさま、引き続きよろしくお願いいたします!

P.S 懇親会

共創会議の後には、希望者で懇親会を開催しました。各所で大いに盛り上がった会となりました。

総勢50人以上で盛り上がりました!



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