N° 29 ハーブ③[YouTube本編内容]
ハーブ ③-②
理論的知識
理論的知識 歴史
・西洋メディカル
・中医学
・アーユルヴェーダ
・歴史〜薬草として〜
・歴史〜歴史と文化〜
・結論とポイント
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知識 西洋メディカル、中医学、アーユルヴェーダ
☆西洋メディカル
:西洋におけるハーブを用いた療法は、
古代ギリシャまで遡る。
紀元前460年ごろ、医学の祖・ヒポクラテスが
肺感染症に対して、ラングワートなどの
ハーブを使った記述がある。
:ヒポクラテスの考えを体系化したものが
ヨーロッパ医学の基礎となった。
:現在は、医薬品と食品の間に位置する。
植物療法として重要な役割を担っている。
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☆中医学
:漢民族によって作られた伝統医学の総称で
東洋医学とも呼ばれる。
和漢医学のルーツもここからきている。
:脈診、触診、問診、舌診などから導き出される
「証」に基づいて、鍼灸や漢方の治療をし
自然治癒力を高める事を目的に処方する。
:その際に
「気」生命エネルギー
「血」血液・循環系・ホルモン・胎内を巡る液体
「水」体液・リンパ液・分泌液など
免疫に関わるものの状態と
生まれ持った体質タイプ
「虚証」疲れやすく抵抗力が低い
「中間証」体力のある理想的な状態
「実証」体力が有り余り、抵抗力が強い。
これらのバランスを見ながら改善方法を探っていく
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☆アーユルヴェーダ
:古代インドを発祥とする、
約5000年の歴史を持つ伝統医学。
:漢方中医学と並んで、
東洋医学の双璧をなすもので
中国、ギリシャ、アラビア、チベットなどの
医学にも影響を与えてきました。
:アーユルヴェーダは、病気や不調をスポット的に
捉えるのではなく、
生活全体にアプローチしていき
身体と心のバランスを取るために
必要なハーブが治療に使われるのが特徴。
:アーユルヴェーダの基本的な考え
身体には、3タイプの生命エネルギー(ドーシャ)
があり、そのバランスが崩れると不調を訴え
病気になると考えられている。
①:水と土の影響を受ける「カッパ」
②:火と水の影響を受ける「ピッタ」
③:風と空の影響を受ける「ヴァータ」
の、3つの“ドーシャバランス"を
保つのが基本的な考え。
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☆歴史〜薬草として〜
:太古の昔、ハーブは、スピリチュアルな要素が強く、悪霊払いの儀式や魔術に使われてた。
:病にかかった時は、直感的に選んだ薬草が使われ
試行錯誤を繰り返しながら、
どの薬草にどんな効果があるのか?
という知識が蓄積されてきた。
:薬草の知識が体系化されていくと
身体を診察して悪いところに見合った薬草を
処方するという考え方が定着する。
:その後、ヨーロッパの修道院を
中心に収穫されたハーブの保存や調整技術が
発達し、臨床医学で実践され、
西洋医学の基礎が確立されていく。
:19世紀には、ハーブの薬効成分を抽出し
合成した医薬品が医療の主役となり
ハーブそのものは民間療法として位置付けられていく。
しかし、合成薬の副作用などが、
問題視されるようになると自然界の力を
統合医学が欧米から少しずつ広まってきている。
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☆歴史〜歴史と文化〜
:メソポタミア、エジプトなど
古代が薬用に利用されたものもある。
古代エジプトでは、
イチジク、ブドウと合わせて
矢車菊やケシ類が栽培され薬草園があった。
:各地の特産ハーブはローマ帝国の拡大等で広まった。
ローマ帝国崩壊後も、一部根付き活用された。
:イギリスの古いハーブ療法の知識は
「ボールド医書」などに見られ
薬効を高めるように、働きかける
「九つのハーブの呪文」などの
異教的な呪文も文献にある。
:ヨーロッパでの伝統的なハーブの利用法や
採集のルールなどには、キリスト教以前の
文化・宗教の名残があるといわれ
昔行われた薬草浴には、
ケルトの影響があるという見解もある。
:古代ギリシャのディオスコリデスがまとめた
本草書「薬物誌」が、1500年以上
権威として利用され、
アラビアに伝わってユナニ医学に影響を与え
その研究成果は再びヨーロッパの地学へ
:四大元素説
ハーブは、「熱・冷 ・湿・乾」の
四つの性質を持つと考えられ
その性質を考慮して利用された。
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☆結論とポイント
・ハーブに基づく、
3つの医学の歴史と考え方
・全体的なハーブの歴史をサラッと。
・古代から現代まで、
ハーブの立ち位置は変わっていない。
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[再生リスト]
:本編 Long Ver. 「ハーブ③-③」
:セルフ切り抜き short ver.
理論的知識 セルフ切り抜き より。