N° 61 宇宙調理に関して:宇宙調理理論 ロードマップ①-②-3-Ⅲ[前編-Q]について。
ロードマップを一つずつ。ser.
---------------
前回からの続き。
今編からは、かなり長く複雑になるので
前半後半とそれぞれのQ&Aと分け
[ロードマップ ①-②-3-Ⅲ]に関して4つの記事に分けます。
------
①-②-3-Ⅲ<前編-Q>
------
①-②-3-⑴-α-A. 火災防護システムⅢ:
月面基地における換気や煙の管理
密閉環境の月面基地では、
通常の地球環境と異なり、火災が発生した際に
煙や熱をすばやく除去することが困難です。
そのため、以下のような対策が考えられる:
⑴循環型の換気システム:②
フィルターを用いた内部循環が現実的です。
これについては、同意でしょう。
それでは、例えに出てきた
HEPAフィルターと活性炭フィルターを
組み合わせたシステムは、現在地球上では、
どの様な場面で使用されていて、
宇宙空間で実用できる可能性は高いのか?
⑵煙の抑制と除去:②
に関して、
調理機器自体が密閉型の設計というのは
もう少し具体的に言うと
どのような調理機器になるのか?
⑶分散型の煙感知センサー:②
これはその通りなのでここで終了します。
---
①-②-3-⑴-α-C. 消火システムの選択Ⅲ
前回の提示の通り、
粉末消火剤は低重力環境での散布が
危険であり、また泡消火器も低重力では
機能しづらいため、月面基地には不向き。
そのため、最適な消火システムとして以下が考えられる:
⑴ガス消火システム:
前回の提示通り
これなら、他の精密機器などに
影響を及ぼさなそう。
⑵酸素供給カット機能:
酸素供給カットにおいて
人間への影響を最小限にする際に配慮する
短時間とはどのくらいの時間なのか?
又、時間以外に配慮する点は他にあるのか?
⑶自動消火スプレー:
自動消化スプレーの原料には、
具体的にどの様なものがあるのか?
加えて、その後周辺機器への影響は、
どのくらいで、復旧にはどのくらいの時間が必要と考えられるのか?もしくは、
復旧前提では無いと仮定するのか?
---
①-②-3-⑴-α-D. 火災予防のための素材選定Ⅲ
宇宙空間に適した素材として、
以下のような難燃性で軽量かつ丈夫な素材が考えられます:
⑴ケブラー(Kevlar)
⑵カーボンファイバー複合材
⑶セラミック素材
共に、優秀。加えて
次世代型のFRPという素材も可能性があると思うが
どの様に考えるか?
---
①-②-3-⑴-β 換気システムと煙・匂いの除去Ⅲ
月面基地における換気は、
外部への排気ができないため、
フィルターやエアクリーナーによる
内部循環が求められます。
具体的な換気方法としては以下が考えられます:
⑴活性炭フィルターとHEPAフィルターの併用:
⑵静電式エアクリーナー:
上記の⑴・⑵に関しては、納得として。
ただ下記について、
⑶調理機器の密閉設計:
調理器具自体を密閉構造にし、
発生する煙を外部に漏らさないように設計することで、
換気負荷を低減させます。
たとえば、調理器具に蓋を装着して
煙が閉じ込められ、内部のフィルターでのみ
煙を処理するようにする。
→こちらに関しては、もう少し具体的に
イメージや設計を深掘り示す必要がある。
---
①-②-3-⑴-γ:
エネルギー供給の安定性と代替発電技術Ⅲ
調理設備のエネルギー供給について、
太陽光発電は有力な候補ですが、
夜間や天候の影響を考慮したバックアップとして
以下の代替発電技術も検討されます:
⑴燃料電池:
これも採用できるでしょう。
⑵放射性同位体熱電機(RTG):
RTG発電技術は、
放射線の取り扱いが必要。とある。
どの程度の危険性、又は安全性があり
通常の訓練で、宇宙飛行士全員が扱えるような技術なのか?
⑶蓄電池技術:
例えで出てきた「低温環境でも性能を維持できるタイプのバッテリー」とは、具体的にどのようなものか?
------------
次回は、これらのQに対してのAを投稿致します。
------------
------------
↑さらに詳しく映像で
気になる方は、YouTubeにて
随時更新予定ですのでチェックしてください!