キングダムメモリー 005
遂に出てきましたもう一人の王子様ですね。
昨今、異世界もの、悪役令嬢作品がわんさかと世に流布していますが、型にはまっている感じが否めない。
本当に悪役やっているかどうかは本人よりも本人の回りが判定することでしかない。
まあ組織の長が能力不足なら組織の力は伸びない、滅びても道理だと似たようなことを今負けている仮面の大将軍様が今勝っているイケメン大将軍に前に言ってたなぁ。。。
第五話は「異母弟」でした。
黒卑村で軍の襲撃を受けた信と嬴政は河了貂の手引きで抜け道の地下の洞窟から脱出していた。
道中、政の服に血が付いているのを貂が見つける。政はおれじゃないと一言。
信と貂が上を見上げると血がしたたり落ちていた。
ひでぇと信は言う。貂にお前の仲間はと問うと、貂は仲間じゃないし、家族も居ないと答える。
山民族の一人だったが黒卑村に流れてきたのだと。政にも敬語を使っていない、俺の王様じゃないからだと。
(。・∀・)ノ゙後には涙流すほどに忠義を尽くすのだが。。。人生は生き続けなければ善も悪も変わっていくのが分からんな。
ズケズケ言う河了貂
反乱が分かっていたら蹴散らせばいいのに、なんで逃げ腰満点なのさと少年王にきく。 嬴政は俺に力が無かった、それだけだと即答する。
政は13歳で即位した、王宮は権力争いで真っ二つだと。信は大臣なんてバカばかりと毒つくが、大臣の争いになんでお前が巻き込まれたのだと問う。
玉座を狙っていた弟が第二勢力の竭氏と繋がったからだと答える。
竭氏が風呂で女達と湯船に浸かっているときに王弟が来訪した。
呂氏の犬っころと舐めているが本人が来たので直接会うことに。
城壁の上で待っていた王弟。腹黒い丞相に相応しい暗い月が出ているとこちらも無礼だった。
呂氏の犬と大臣らが我らを舐めていることも知っている。
それでも呂氏の成り上がりぶりでこちらも王弟になって頭が上がらないと言う。
部下の敦を呼び寄せる。
口減らしの子から成り上がったと部下を褒めた王弟。だが指を鳴らしていきなり背後の巨躯の男に殺させた。
我慢ならんのだ、そういう連中が!
位が上がろうが高貴な服を身にまとおうが中身は変えられぬと歪んだ思いを吐き出す。
兄王の母などは舞妓にすぎぬとまで。
呂氏が隣国に出陣して取り巻きまですべて引き連れていった。王宮には僅かしか居ない、王を討つ陰謀を持ちかける。
流石に大王を討つに竭氏はためらう。自分達は国賊になると。
だが王弟は事を知っているのはわずかだから、後はどうとでもなる。呂氏は王を守れなかったのだから、それこそ国賊だと。
正義は我ら、純潔な王族の血で清め直すのだと王弟は力説する。兵力は玉璽と玉座でどうとでもなると。
竭氏は私はどうなりますかとあえて問う。王弟は俺は政治に興味は無い、お前が独り占めすればよいと独裁権を見返りに出される。
我的大王
竭氏は王弟に拝礼し、陰謀に乗ることにした。
( •̀ ω •́ )✧ラスボス登場
こうしてみると、映画のラスボスの方がかっこよすぎですね。
漫画で読んでいた時には悪役登場としか思わなかったです。悪役にしてはカリスマ、魅力が足りないなぁと。
戦争の根源は心理的なものが多いとはよく言ったものですわ。