見出し画像

三月二日

絶体絶命な死地を乗り越えた貴様らなら更なる死地ものり越えられる 

「キングダム」には考えさせられる台詞が沢山あります。 当今の名台詞などより吟味すべき言葉は、決め台詞よりむしろ何気ないシーンにこそ誠の価値があるのです。


出典「キングダム」縛虎申

絶体絶命な死地を乗り越えた貴様らなら更なる死地ものり越えられる 60話まで

「キングダム」

《荒筋》

 秦国の下僕・信は漂と自身の夢を叶えるため、王子の玉座奪還に手を貸す。逃避行で一緒になった河了貂を加え、嬴政達は山の王の助力を借りて連合を組み、玉座奪還作戦を行う。

 王都咸陽に入城し、信たちは遊撃部隊として回廊と王宮にて王弟側の兵達と戦闘、激戦を制す。かくして嬴政と山の王達は王宮反乱を収めた。

 王宮反乱を鎮めた信は下僕の身分から財と家をもらい正式に秦人となる。

 そして、彼は村に掲げられた歩兵募集に応じ、初陣の戦場に向かう。戦場では共に玉座奪還戦を戦って壁もいる。
 
 初陣の戦場で信たちが戦うも、歩兵部隊は苦戦を強いられる。それでも苦闘している最中、麃公大将軍は信達の戦場に騎馬隊を援軍に出す。

 壁の騎馬隊が歩兵達を援護する中、縛虎申千人将は活躍した信たちに更なる死地に投入することにした。 



《解説》

❤️押すときは押し続ける
 縛虎申千人将の台詞が無闇に命じる指揮官さながらです。が、実際は有利な場面であれば攻め立てるのは基本です。

 実際に前線で戦う者達に敢闘できる心技体がなければ押せるのも押せません。 押していくスタッフに配属されるのはやはりできる、使える能力と見込まれる人達だけです。

 だから縛虎申は、死地をくぐり抜けたお前達でなければ特別な作戦を遂行できないと言うのです。

  それでも過酷な仕事で疲労困憊となり心や体を傷ついたまま倒れる、死んでしまう事件もあります。
 ですが、心技体で成長する最も良い時期もまたハードワークtimeなのは否定できません。

 縛虎申も丘を奪取する突撃部隊には敵の上級将校が大勢居るから武功は倍になるぞと教えます。
 駆け上がる。それにはなんでも必要なのです。いらないものなんて無いのです。

❤️成長すれば力が身につく
 猛訓練に絶えられれば強靱な体と精神力がつく。ハードワークに成れればそれまでの仕事が軽く出来るようになるのと同じです。

 大変な出来事でもなんらか自分の心技体に影響がある。それをいち早く自覚して使いこなせれば一段実力が上がるのです。

 自分の実力が上がる、己の強さに自信が湧く。素晴らしいことです。

 ですが一言ならぬ忠告記事一つ

 

 焦るとはいかないですが、上へ望む欲に酔って自身の健康体力に気を遣うことを忘れないように。
 体という資本土台あっての欲望(心)であり技能が発揮できるのだから。

いいなと思ったら応援しよう!