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【早稲田建築】通称わせけんの魅力とは?なんで選んだのか?

なんで早稲田選んだの?わせけんっていい?などなど
色々聞かれます。特に、他の大学も受けていたので塾の先生にも、親にも、学校の先生にも「早稲田建築」に入る理由を述べないといけない機会がとってもたくさんありました。
当時は、うまく言語化できないけど、4年間以上通った今なら、少し言語化できるような気もするので、入ってみて実際に何がわせけんの良さなのかを話したいと思います。

前提として、「私個人の意見」です。


①崖から子供を落とす!独学の極み

早稲田はどこの大学と比べても放任主義だと思います。
建築のパソコン授業が多いわけでも、一級建築士の対策をしてくれるわけでもありません。人数が多いからか、先生にみっちり教えてもらうという機会は少なかったです。
よく他の大学を見ていると、模型の作り方から、Rhinoの使い方など一から教えてもらえる授業があったりと、建築を勉強する環境が手厚いなと思います。でも、だからこそ、「独学」で建築を勉強しないといけない環境を得ることができました。友人同士で建築ソフトの勉強会を開いたり、模型を先輩から教えてもらったり、逆に自分達でどうやって学んでいくのかということを勉強することができました。この独学は本当に必要だと思います。
わせけんに入ると強くなれます

②分野ごとのバランスがいい

早稲田の建築といえば、意匠,都市,歴史,環境,構造,生産などなど多岐にわたり、建築の専門分野の教授や研究室があります。また、早稲田は卒業設計を他分野3人で行うため、他の分野と協力をしないといけない環境が生まれるのです。
この卒業設計でよく先生方から「他の分野のエキスパートと手を組むことを覚えなさい」と言われます。正直、この分野を超えた協力が、社会に出て一番大事だと思います。(社会に出てない学生がこんなこと言ってすみません。)
アートは、すごく自己満足なところがあって、特に独りよがりな考えに陥ってしまいやすいんです。でも、建築はアートではなく、デザインだから、誰かのためにならないといけないし、世界のどこかの問題を解決していないといけない。そんな時に、他の人の意見を反映させる力が重要なんです。
他分野の意見をどう反映させて、より良くしていくのか。これを学べるのは、早稲田ならではなのではないかと思います。


③古臭い?いいえ、歴史がある!

歴史がある早稲田建築は、少し古い考えです。一年生の製図では常に手書きをし、図面をトレースし続けます。パソコンの授業は本当にありません。レンダリング(3Dモデルの加工)よりも、模型の方が評価されます。授業のエスキスも模型がない限り、先生たちは積極的にエスキスをしてくれません。
この、アナログなやり方に、初めはすごく苦労したし、古くさい!と何度も思いました。
でも、模型の技術があり、図面も得意だと、コンペティションなど多くのところで評価をしてもらうことができました。
この歴史的なやり方は、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、AIの画像生成やモデリングなど最新技術が多い今だからこそ、このアナログさを勉強することができたのは本当に財産だったと思います。


③早稲田の根性!泥臭さ

何をとって、「普通なのか」と思いますが、本当に普通の秀才が多いんです。天才でもなく。とがっているわけでもなく。ただただ、努力家が多いんです。(もちろん一部には天才もとがっている人もいます)

よく他大の人から、
芸大建築=芸術のトップ
東大建築=頭脳のトップ
早稲田建築=脳筋?のトップ
と言われます。結構当てはまっている気がする、、
勉強や芸術性で秀でているものがないとわかっているからこそ、みんなで協力しながら着実に努力をする。これそこ、早稲田の泥臭さなんだと思います。だからそこ、学年を超えて仲がいいし、助け合いができるのだと思います。


以上、私が早稲田の建築に入って、「これこそ早稲田の建築だ!」と思うことをかかせてもらいました。
建築学科に入って、手に入れたことについては、別の記事で書かせてもらいます!

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