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※驚愕※コロナ禍を乗り越えて直接会うことなくロシア人バレリーナと結婚に至った話その1

そんなこんなで友人の協力もあり、日本人との結婚を望むグループとの接触に成功した私だが、そこで問題に直面した。
早い話が、そこで知合った女性たちは全く惹かれない相手ばかりであったのだ。
さんざんロシア人と結婚したがっておいて何を今更….と呆れられるかもしれないが、その過程で日本で知り合ったロシア人たちは皆、しっかりと勉強して日本語を話し中には難しいとされている就労ビザを獲得したり日本の大学を卒業している人もいた。
それに比べて知り合う相手は、日本語をほとんど喋れず、ロシアでもいまいちパットしない仕事をしている…..はっきり言ってしまえば日本にいる優秀なロシア人たちを知ったあとでは明らかに見劣りする相手に思えてしまったのである。酷い言い方をしてしまえば、男に養われる気満々な相手も見受られ、全く美しいとも思えなかった。
果たしてこの人たちとうまく行って結婚して、日本に住むことになったとして、日本での生活をやっていけるのか? 仕事は少しでもしてくれるのか? さらに言えば日本語を学んで覚えることは可能なのか? と、疑問点ばかりであった。 
何人かとビデオ通話もしたのだが、かなり顔の写真の加工をしている人がロシア人にもいて…..こいつら金正日やスターリン、麻原彰晃や朱元璋みたいだなと余計に呆れてしまい意気消沈してしまっていた。
そんなわけで全く関係を進められる気がしないまま、なんとなくでやり取りをしているときに、思わず敬意を感じさせた相手こそが今の妻である。
彼女のプロフィールを知ったときには本当に驚愕した。ロシアでも田舎の出身であるがバレエについて学んでおり、当時はなんと中国の大都市杭州でバレエ講師として働いていた。更に母国語のロシア語は勿論、ドイツ語と中国語も話せ、私と同い年ということもとてもポイントが高かった。

この子ならば日本に来ても働けるし、中国語話せるならば漢字がいけるので日本語学習の難易度も低い。そして何より私と同い年で中国の大都市で働いている、そんなこと私にはできない。

私はその時将来の妻になる女性に確かな敬意を抱いていたのだ。更に言えば生々しい話だが、女性たちは相手に求める年収や住んでいる場所も表明することが出来た。他の女性は皆かなり高額な年収、住む場所も大都市ばかりを掲げていたが妻はそこに何も書いておらず、ますます私は好印象を抱いた。

そして私は妻にアプローチし、ビデオ通話で話したのである。あとから知った話だが妻は中国でバレエ講師のみならずモデルやタレントとしても働いており、正直めちゃくちゃ可愛らしかった。

そして何よりも嬉しいことだが、私がロシア語を学んできたかいがあり、妻との初会話はロシア語のみで順調に成立し、気がつけば2時間近くも続いていた。

内容もお互いが好きな東アジアの文化や中華王朝、中国人と満州族の髪型やロシア人の髪型などなど.....振り返ってみると良くこんなものが成立したなと自分でも驚くほどハイレベルな内容であった。それらの会話が終わったあとで私達は喜んで交際することに同意した。

なお、結婚同意まであとわずか2ヶ月、来日と結婚まであとわずか9ヶ月しかかからなかった。

こうして私は念願が叶い大喜びであったのだが、実は喜んでいたのは私だけでなく、本当は私以上に妻とその両親が大喜びしていたのである。

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