2月22日(午後)
今度はどこいくんですぁ。
―えぇ?あそこまでいくのぉ?
午前中をグダグダと過ごし。
祖母を病院に迎えに行き。
さて、昼食を食べようかと外に出て。
誰も、特に行きたい店なんてないので。
ファミレスに行った。
まぁ、そこまではよかった。
最近はずっとそんな感じだったし。
まぁ、その後が色々と面倒で。
「さてどこいく」
と、特に目的もないのに、祖母が言い出す。
まぁそこで、何もないと言っても聞かないのがうちの祖母で。
「あそこ行ってみる?」
いや、別に私は行きたくない。
「あそこにはいった?」
まぁ、私は地元なので行きますけど。
なんなら、昨日1人で行きましたけど。
「あそこに行く?」
嫌だから別に何もない。
「あそこ行こうか」
結局そうなる。
それで、目的も、意味もなしに。
車をただ走らせて、店に行っては、見て回り。
何も買わずに帰って行って。
今度は別の店に行き。
またも、見て回って、帰り。
それの繰り返し。
「……」
もういい加減疲れてきた。
車の運転をするの事態あまり好きではないのに。
こんなに長時間運転しているのがもう、ストレスでならない。
いい加減帰っていいだろうか。
「あっちみてくるね」
「はーい」
つかの間の休息。
祖母と離れ、妹と二人でゆっくりと歩く。
正直、体力の限界というか。
「……」
多分、もうそろそろ月のモノが来るので。
そのせいもあってか、ものすごく体調が芳しくない。
悪い悪い。
これ以上歩くのすら嫌なんだが。
もう、頭痛いしお腹痛し、散々なんだが。
まだどっか行くのだろうか、これ。
「……」
ものすごい、身体が重い。
もうそろそろ、吐き気すら覚え始めている。
帰りてぇ―。
「……」
「重い……」
「あぁごめん」
仲の良い姉妹なので、肩組んで歩いていた。
ら、体重かけまくっていたらしい。
「まだどっか行くの?」
「知らん」
もういい加減、お互い限界で会話がものすごく弱弱しい。
面白すぎる。
露骨に出る癖に、祖母の前ではおくびに出さないあたり。
「……」
というか、割と露骨にめんどくさそうな雰囲気を出しているつもりではあるが。
鈍感なのか、知らないふりをしているのか。
あの祖母は、私たちのこういう態度を加味してはいない。
ま、もともと配慮という字を知らないような人だからな。
あー早く帰りてぇ。
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