48才 歳の数だけプチ事始め　#9 銀座のラデュレで一人お茶

短い東京帰省の間、銀座三越の二階にあるラデュレに行ってみた。住んでいると行かないが、せっかく東京に来たなら多少の贅沢は許されて然るべきだ。ちなみにサラリーマン時代はパリに出張に行くこともしばしばあったのだが、当時は優雅にお茶などする暇もなく、また、フランス語がさっぱりダメときたもので、格式高いラデュレ本店など行く勇気もなかった。そもそも元来がケチで小心者、銀座のラデュレも初めてだ。
小雨の降る夕方の銀座、18時近いが喫茶室はオシャレな女性達で賑わっていた。窓際席は満席で、壁際の席かフロア真ん中の席を提案され、人間観察のできるフロア真ん中席を迷わず選択。窓際ではシャンパンと軽い食事を楽しむ女性陣もいて、いいなと思いつつこの後に友人と飲む予定があるのでハーブティーとケーキをオーダーする。ケーキはお目当てのイスパハンが売り切れとのことでカロリー低め？の苺のタルトを選択。外は雨、友人と約束のある新橋まで歩く予定だったが、地下鉄で行くことにして、たぶん三口ほどで食べられそうな可愛いタルトをナイフとフォークでお上品にゆっくりいただき、ゆっくり流れる時間を楽しんだ。
銀座には数多の素敵な喫茶室はあれど、今回はやり残した東京エクスペリエンスがテーマということで、東京、パリ二都リベンジ？を果たしたという奇妙な充実感でラデュレを後にした。少しは私も大人になれただろうか。。