漫画から教わること
こう見えて(どう見えて?)、意外と漫画が好きだったりします。小学生の頃、風邪ひいた時に野球漫画「キャプテン」を買ってもらった記憶がうっすらと。。確か7巻だったように思いますが、何度も何度も同じものばかり読んでた気がします。親父は京友禅の下絵師でして、今考えると当時、あまりお金がなかったように思います。またこのことは別の回に。。
少年ジャンプも毎週買えるわけもなく、当時は友達の家で「北斗の拳」の単行本を読ませてもらってたなぁ。アニメも好きでしたが、最初は抵抗があった漫画「北斗の拳」のあのページの黒さ?にハマって、世紀末の生き様みたいなものを、自分ごとのように読んでた気がします。
(↑トキも好きでした!)
神戸で大学生となり、1人暮らしを始め、ローソンで深夜アルバイトを始めると、自ずと深夜は「漫画タイム」になるわけです。先輩と交代で店に出ながら、バックヤードでヤングジャンプやスピリッツなど、ありとあらゆる漫画雑誌を読みまくるわけです。「美味しんぼ」も実は好きで、特に初期の頃の山岡さんの「ロックな感じ」が好きでした(笑)。
(↑見て、この違い。笑)
そうそう。「龍-RON-」という漫画があって、これは単行本で集めましたねー。村上もとかさん原作の漫画なんですが、主人公・押小路龍に自分を重ね合わせたりして。最近ドラマで知った「JIN-仁-」も村上もとかさんだったんですね。ドラマ、めっちゃ面白かった。原作が村上もとかさんだったと知って、「おぉ!やっぱりか!どうりで面白いはずや。好き系ってのはわかるもんやな〜」って1人で勝手に納得してました(笑)。確か「龍-RON-」もドラマをやってた気がするんです。菅野美穂さんが主演で。。。でも、ネットで調べても全然出てこないんです。誰か知ってる方、おられないですかね、、、?(確かにテレビドラマはやってたようなのですが、キャストが全然違うんです、、なんで?夢?笑)
漫画に限らず小説もなんですが、誰かの人生を擬似体験できるような、あの感じが、とても好きなんです。自分が主人公になり切った、あの感じ。中学卒業後の春休みかな?映画館で観た「バック・トゥー・ザ・フューチャー」も、映画館出たら主人公になり切ってました。ごめんなさい(笑)。
宮本輝なら「流転の海」シリーズとか、浅田次郎なら「蒼穹の昴」。これって「龍-RON-」に近いものを感じていたからなのかなぁ?と今、思いました。時代背景か、それとも国を跨いだ物語だからなのか、壮大なドラマ、が好き。
だからね、この自粛期間に知った「キングダム」にもハマってしまって(笑)。これはTHE TOMBOYSのマドカの影響が大。でも、ごめんなさい。Amazon primeで先にアニメを観ちゃって、借りた漫画はまだ読めてないんです。。。早く読まないと!
「自分なら誰と同じような行動をするだろうか?」っていう視点で観てしまいますよね。キングダムはちょっと北斗の拳と似ているところも感じるので、王騎はラオウ、李牧はジュウザ、僕はこの2人が好きだなぁ。真逆な2人でいて、実は近しい何かを感じる。。。そんな二面性が自分にも欲しいのだろうか、、、(笑)?
(↑ラオウと王騎)
(↑ジュウザと李牧)
去年の誕生日だったかな?藁科にもらった「サラリーマン金太郎」も痛快な、とても好きな漫画でした。立身出世的な物語も好きなんでしょうね。紛いなりにも経営者の立場になった自分が、どの道を選ぶか?の指標となるような考え方やエピソードを体験できているような気がして、「サラリーマン金太郎は会社の本として制定します」なんて宣言をしたもんです(笑)。
だんだん自分が好きな漫画の傾向がわかって来たぞ?(知ってどうするんだ?という話もありますが。笑)
WEAVERの縁から、彼らのレーベルであるA-Sketchの相馬社長とお話する機会があるんですが、いつだったか、「アーティストには本を出来るだけたくさん読みなさい、と伝えるんです。そこにはいくつもの人生があって、それを追体験出来るでしょ?」とおっしゃってました。完全に同意、です。確かに漫画や小説を読むのは時間がかかってしまいますが、その分、その時間は自由に空想できる時間でもあって、その登場人物の声なんかも想像しながら楽しめる、絶品の時間だと思うんですよね。もちろん映画やドラマもそう。その登場人物になり切れる時間。アーティストと言えども、自分の体験だけを音楽や芸術に昇華するっていうのは、かなり限られたものなのじゃないかな?と思います。もちろん自分の体験っていうのが1番だけれど、誰かの人生を数時間で生きることが出来る世界が片手に収まるものだなんて、、、びっくりです。そう考えると「文字」や「絵」ってすごい伝達手段ですよね。すごい発明だ。。。
●
46歳。あと倍は生きてやりたいな、なんて最近、思い始めていることにびっくりしています(笑)。その上、漫画や小説、映画やドラマ、たくさん読んだり観たりするとなると、、、人生、まだまだ楽しみだらけ。
今日は音楽とは全く関係なかったお話でした。あ!忘れてた!アニメ「北斗の拳」のエンディングテーマ「Dry your tears」って知ってます?ラジカセでテレビの前で、家族に「シーッ」って言いながら録音していた、僕にとっては人生を変えた歌の1つと言える歌。
これ、うじきつよしさんがボーカルの「子供ばんど」の歌だったんです。そしてなんと!うじきさんと最近は直接連絡し合っているっていう、、。小学生の南出少年、びっくりするやろうなぁ。
今日は「Dry your tears」を聞きながら、お別れです(笑)。
(↑3年前の写真ですが、うじきつよしさんと僕)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?