日本での【課題】
私たちはインドネシアでコーヒー豆を作っています。
そのコーヒー豆を日本で売っているのが「VARION JAPAN」なのですが、いくつかの課題を持って活動しています。
ちょっと企業PRみたいな内容になりますが、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
課題1.普及活動
コーヒーといえば「ブラジル」「コロンビア」「エチオピア」などの国を思い浮かべる人が多いですよね〜。
実は、世界のコーヒー生産量1位はブラジル、2位はベトナム、3位がコロンビア、4位がインドネシアです!(2022年ICO統計)
(2021年はインドネシアが3位でした。)
ただ、この生産量は主にレギュラーコーヒーに使われるアラビカ種と、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われるカネフォラ種(ロブスタ)を合計した量で、特にベトナムはロブスタが9割以上なので知られていないのも仕方がないのかもしれません。
インドネシアもロブスタのほうが生産量は大きいです。
ちなみに私たちがインドネシアで生産しているのはアラビカ種のほうで、以後「コーヒー豆」「豆」と表現した場合は「アラビカ種のコーヒー豆」と思ってください。
インドネシア産のコーヒー豆は日本にもたくさん輸入されていて(輸入量は6位・2022年財務省統計)、アラビカ種では『マンデリン』『トラジャ』『バリ』など人気の銘柄もありますが、全体的に『マンデリン』のイメージが強く、よく「アーシー(earthy)」と評価されます。
インドネシアらしい風味として、好んでくださる方もたくさんいます。
ただ、そのイメージが強すぎるためか「スペシャルティコーヒーとしてはクリアさに欠けるのでは…。」と言われることもありました。
・・・悔しい。
インドネシアのコーヒーはそれだけじゃないんだけどな。
確かに『マンデリン』は主力選手で人気もありますが、マンデリンだけじゃなく、各島々に個性的で魅力的な豆があるんです。
マンデリンのように大きな商流には乗らないけど、高品質で個性的で魅力的な豆がインドネシアにはたくさんあることを、日本の皆さんにお伝えし、楽しんでもらわなければ!(ついでにインドネシアという国自体も知ってもらわねば!)
というのが、私たちの【課題】の1つ目なのです。
そのため、このようなブログ、ニュースレター、インスタグラムなどを使った情報発信を始めました。
日本各地でのカッピング会なども開催しています。
私たちのパートナー会社ではドリップ大会やインドネシア農園ツアーもやっています。
インドネシアの豆を色々試してみたい、という方いらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
課題2.生豆販売
コーヒー生豆は商社が輸入し、卸会社が流通させるのがほとんどです。
でも、せっかくインドネシアで生産している豆を、自分たちで日本に持ってきているのだから、直接欲しい方に販売したいな〜と考えています。
全く知名度のない私たちですから、ダイレクトメールを送ったり、突然お店に伺って豆を紹介する活動を少しずつしていました。
2023年のSCAJ展示会にも出展しました。
気に入って何度も買ってくださる方が少しだけ増えてきた今日このごろ、
ようやくECサイトを立ち上げました。
生豆を日本中に販売し、日本中にVARION の豆のファンを広げるのが、私たちの【課題】の2つ目です。
今は在庫している豆の種類が少ないですが、今後は色々な島の豆を販売していきたいと思っています。(円安、どうにかなってくれ〜〜〜)
ぜひECサイトをチェックしてみてください。↓↓↓
課題3.焙煎豆の販売
コーヒーは生豆の状態では飲むことができません。
焙煎し、挽いて、抽出して美味しいコーヒーが出来上がります。
それぞれの過程にはそれぞれの奥深さがあって、一歩踏み入れたら、それはそれは恐ろしい世界なのですが…(汗)
自分たちの生豆を自分たちのこだわりで焙煎して、焙煎豆として販売することにも取り組み始めています。
焙煎豆ブランド「Aroenika coffee」です。
「Aroenika(アルニカ)」とは、インドネシアの古い言葉で「朝日」を意味しており、マークは太陽とコーヒー豆を表しています。
赤道直下のインドネシアの熱を伝える、そんなイメージです。
この「Aroenika coffee」はインドネシアでも同時展開で販売しており、「インドネシア イオン」で購入することができます。
日本では茨城県を中心に190店舗以上展開するスーパーマーケットチェーンの「カスミ」様のブランド「Cafe&Dine」とコラボして販売しています。
スーパーで買うコーヒー豆としては少しお高いけど、街の焙煎店で購入するような高いグレードの豆が手軽に買える、そんな商品です。
PB商品、OEM商品を製造することが可能です。
コーヒー豆の生産者であるからこそ、豆の特徴を活かし、個性的な商品を開発することができます。在庫量も豊富です。
また、私たちが在庫する豆はトレーサビリティが取れる豆がほとんどです。どこで誰がどんな風にこのコーヒー豆を栽培し、精製したのか、細かい情報を持っていることも私たちの強みです。
最近は生産者の「顔が見える」商品が人気ですよね。
コーヒー焙煎豆も「顔が見える」商品にすることができるのです。
焙煎豆としてもっと気軽にインドネシアコーヒーを楽しんでいただく、これが私たちの3つ目の【課題】です。
まとめ:ファンコミュニティを広げたい
私たちが取り組んでいる活動は色々ありますが、一言で言えば
「インドネシア産コーヒーを楽しんでもらい、ファンを日本中に増やして、ファンコミュニティを広げたい!」
ということです(^^)
個性的で美味しいインドネシアコーヒーと私たちの活動に、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
ぜひ、HPも覗いてみてください。
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