「いのち」について
おはようございます。
noteに投げかけすることにしました。
今朝は「いのち」というテーマを思いつきました。
私は小さいころ、広い庭のある古い家に住んでいて、蜜柑や山椒が生えていました。
そして、山椒の葉を食べるアゲハチョウの幼虫を捕って、虫かごで育てていました。山椒の枝ごとへし折っていたので少々怒られましたが。
福岡紳一さんという生物学者が幼少に全く同じ経験をしていたことを読み、驚いたことがあります。でも昔は外に出れば探す必要もなくその辺に居ましたし、ポケモンゲットくらいの気持ちだったので同じ経験の方はきっと沢山いらっしゃるのでしょう。
私はその幼虫の形態が変わっていく様を興味深く見つめ、そしてある時いつもと違う変化、蛹化したことに驚き、祖母に「死んじゃった!」と叫んだのを覚えています。
祖母は、それは「さなぎ」という大人になる前だから、絶対触ってはいけないというような、謎めいたことを言いました。素直だった私は決して触れずに観察していたものでした。
そして感動の瞬間を迎えます。羽化に成功したのです。
蛹から成虫になるまで、祖母が触ってはいけないと聞いたのを思い出し、祖母に尋ねました。「昔からそう言うから」というお決まりの答えだったので、兄が持っていた昆虫図鑑で調べてみました。
それがおそらく人生初の、絵本以外の「読書」であり「調べる」ということであったと思います。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、蛹の中では一度、細胞がどろどろに溶けて液体になり、それが然るべきところに移動して蝶の形を作り上げるのです。
それから45年経った今でも「いのちとはなにか」の答えは見つかっていません。
分子生物学にハマりましたが、「いのちの正体」は、遺伝子系や神経系などの働きによってしか解説されていないばかりか、偉い学者さんが「永遠のテーマ」という始末です。
でも、考えてみると私の身体は様々なタンパク質やその他のモノで構成された塊です。「いのち」は「意識」でもありません。寝てるときは意識を制御できていないですし。
では、「生きている」と「死んでいる」は何が違うのか、どなたか説明できる方がいらっしゃったら是非お願いします。