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お出かけ日記
2022/12/10
今日は家族3人でお出かけ。目的地は電車で行けるところにあるハーブ園、昼食を家でとり天気が良いからどっか行くかと、無計画なお出かけです。道中調べると、何やら今はクリスマス期間でライトアップもあるそうで、滞在時間によっては眺められそうだねと話しながら向かいます。
山の傾斜にそった作りのハーブ園で、山頂までロープウェイが出ています。ロープウェイで山頂まで行ってから散策するか、歩いて登り山頂からロープウェイで帰るか、どちらでも楽しめる作りになっています。もちろん、往復ともロープウェイを利用することもできます。ロープウェイからの景色もこのハーブ園の魅力ですので、迷うこと無くロープウェイ乗り場へ……向かうものの、目の前にはそこそこの列が出来ていました(正確には、乗車エリアへ向かうためのエレベーターを待つ列)。私は並ぶという行為がひどく苦手なのでこれはあかんかも、と思ったのですが、まごついている私達のうしろに、半袖短パンのとてつもなくふくよかなオーストラリアから来たという男性が声をかけてきました。
(以下、つたない英会話を日本語訳で)
「ハイ!ロープウェイに乗るにはここで待てばいいのかな?」
「ええ、そうです。ここが最後尾ですよ」
「僕はチケットを持ってないけど、どこで買えるんだろう?」
「乗車エリアで買うから、このまま並んでいればいいですよ」
「日本はどこに行っても並ぶことになるね」
「ははは、この人数なら10分くらいだと思いますよ」
「そうか。話し相手がいたらすぐだね」
「お、おふこーす……」
こうして離脱するタイミングを逃してロープウェイに乗ることになりました。ちなみに彼は、一人旅9日間の滞在の7日目で、朝は白鷺城を観てきたとのこと。ここを見たら新幹線で東京へ向かうのだとか。娘は幼稚園で英語の授業があるので、覚えたての英語を披露。笑顔でひたすらアイドンノー(I don't know)。彼も笑顔で「じゃあ僕が何でも教えてあげよう」とか言ってる、一体何を教える気なのかと思いながらも、笑顔に国境は無いのだなと思った(なんか良いこと言ったぞ感)。
そんなこんなで乗車エリアに到着。混雑しているので、6人乗りのゴンドラは相席をお願いしているとのこと。案内係の人が手際よく相席を組み分けていく。彼は一人で3.5人分くらいの体積なので、先に待っていた二人組の大学生っぽいカップルと同乗することになった様子(仕方ないとはいえちょっと同情)。そして私達は、全員彼氏がいない大学1回生の姦し娘達と相席。
(コミュニケーションを取った訳ではないけど、この漢字をあてることと情報を載せられる時点でゴンドラ内の状況はお察しである。)
山頂へ到着。
冷えた空気、楽しげなBGM、赤と緑の装飾、灯る電飾、あちこちに咲いている花、友達同士や家族連れに恋人たちの顔もパッと咲いている。そして、ほのかに香るハーブ。五感と心で感じとれるものというのはとても気持ちいい。ロマンチシスト極まれり。あ、味覚情報を入れてなかった。
売店でコーヒーを買っていたのです。ホットコーヒー500円。そばに自動販売機もあったけれど、1本150円だから3倍以上の値段になるけれど、それでも売店で買う。味がどうのじゃなくて、体験を買う。この場でこの雰囲気でここでしか買えないものを頂く。それが特別な味になる。娘に一口あげると大きな声でおいしーと叫ぶ。その声を聞いた周囲の人がこっちを見て微笑む。温まる。
私は自動販売機も普通に利用します。高いから絶対に買わないって人もいるけれど、自動販売機だからこそ得られる価値っていうのもありますよね。単にリフレッシュしたり渇きを潤すためだけじゃなくて、例えば夏の暑さを忘れさせるキンキンに冷えた微炭酸。かじかんだ指先をほどくホットココア。シーンを選ばない水に、「お疲れ」の代わりの差し入れに便利なお茶。決意を胸にキリッと前を向きたい時には無糖ブラックコーヒーなんかを選びます。そんな印象。
めっちゃ脱線した。
コーヒーを飲み終えて、山頂から下りながら咲いている花や鮮やかな紅葉を楽しみました。他にも、バラの香りを嗅ぎ比べたり、花の名前を覚えてみたり、ハンモックに揺らてみたり、足湯に浸かってみたり、広場で鬼ごっこしてみたり。満喫。
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結局、ライトアップまで待たずに帰宅することに。ロープウェイまで戻って下山。すると、山頂へ向かうための列がまた形成されています。行きの時の10倍以上の超長蛇の列です。まあ、ほぼカップル。うんうん、行ってらっしゃい。ロープウェイに乗るまでざっと1時間半、帰りのロープウェイも混雑するだろうから、帰りも同じくらいかかるだろうから皆様3時間+αコースですね、ご苦労さまです。なんて考えが頭をよぎるからやっぱり私はリアリスト。
楽しかったね。また行こうね。出来たら平日に。
※
年末まで多忙スケジュールでまともな休みはほぼ無い(労働基準法とは?状態になる)ので、良い休日に出来てよかった。
明日から(というか数時間後から)もがんばろー。