学生ビザでのマレーシア再入国手続き(2020.9.20時点)
子供がマレーシアのブリティッシュボーディングスクールから、3月に帰国し、日本で遠隔オンライン授業を受けていました。6月に学年が終了し、8月下旬に新学年がスケジュール通り始まりました。海外にいる生徒には引き続きオンライン授業を受ける選択肢が用意され、新たな試みとして同じ学年の中でも、オンライン専用クラスと、オンサイト専用クラスに分かれて、編成されました。
コロナ禍において、今年度入学された新規生徒にはまだ入国許可がおりていない状況(=入学早々、校舎には行けずにオンライン授業でスタート)ですが、既存の学生ビザをもつ生徒には、入国許可がおり始めました。
うちの場合、既存の有効な学生ビザをもとに、政府から入国許可と、学校から召集レターが発行されました。これを受けて、「年末までは無理かな」と思っていた渡航準備を慌てて始めることになったのです。
以下が、入国手続きの際に必要な書類でした。時期、ビザの種類、留学先の学校手配の有無、等で変わることがありますので、ご注意ください。
1. Permission to Enter Malaysia (PEM) 入国許可書(学校手配)
2. Calling Letter from School 召集レター(学校発行)
3. Letter of Undertaking and indemnity form (LOU) 隔離期間の宿泊費用支払に関する約定書(政府HPからダウンロード)に必要事項を記載し署名したもの
4. 航空券 e-ticket 日本〜マレーシア(KL)便を自己手配 ※日本発のフライトの曜日が限定的なので注意。時間帯としては、成田から夕方着がJL便、深夜着がNH便
5. 渡航者のパスポートコピーとビザコピー
6. Travel Notice Approval (TNA) 渡航了承状(在日マレーシア大使館発行)※上記1-5を全て揃えてメールで送付すると、メールで発行される
7. PCR検査による英文陰性証明書 (病院発行) ※出発3日以内のもの。日本では唾液採取が主流で費用は4万円前後。事前予約必須で、英文証明書がいつ用意できるかも確認。結局全員が空港到着時にPCR検査を受けなくてはいけない
上記に加えて、うちの場合はこちらも必要でした。
8. Unaccompanied Minor Form 非同伴小児運送申込書 (航空会社の指定書式) ※12歳未満が一人で渡航する場合は、出発地と到着地の送迎人情報を明記し申込が必要
9. 隔離期間に宿泊するホテルの予約確定書 ※今回は政府と学校が特別に合意したQuarantine Packageを利用するため、最初から隔離施設が学校近くのホテルで決まっており、出発前日に確定書が届き、ルームタイプや値段が分かります。通常マレーシア入国後にどの隔離施設に入るかは、政府の手配でランダムに決まるため、到着するまでわかりません。
また書類ではありませんが、クアラルンプール国際空港到着時に受けるPCR検査費用をその場で支払う必要がありますので、外国人留学生はRM250の現金かクレジットカードも必要です。
そして、今回クアラルンプールから指定ホテルまでの移動手段は、学校側が手配をしてくれました。
たくさんの書類手配、各関係先との確認、等が必要となるので、かなり大変な作業になります。一つでも欠けると入国に支障が出ると聞き、慎重な準備が必要でした。渡航準備されている方は、お気をつけ下さい。
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