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【産業医からのメッセージ】2022年6月『安全は 急がず焦らず怠らず』

精神科産業医 益子雅笛  with アロマセラピスト/リフレクソロジスト 原三奈子
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今月は、

①熱中症予防のポイント

急に気温が上がって、からだが暑さについていかないと、注意が必要なのが熱中症です。毎年、メディアで注意喚起され、天気予報でも熱中症指数が出るようになり、熱中症に関する知識はあると思いますが、どのように対処したり予防したりするのか、具体的にイメージして実践されていることは少ないように思われます。水分補給はもちろんですが、大事なのは「汗をかけるからだづくり」です。
からだの中から汗がかけるよう、しっかり湯船につかるようにしましょう。

②7月1日~7日は全国安全週間

今年で95回目となる全国安全週間は、労働災害を防止するために、自主的な活動の推進と、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的としています。6月1日~30日は準備期間となっており、それぞれの職場でできる具体的な取り組みを検討し実施するように求められています。
自分の安全がいかに多くの安全によって守られているのか、そして多くの安全に役立っているのか、この機会に感謝できるとよいですね。
ヒヤリハットがあったら、気を付けようというサイン。自身の行動を振り返り、一呼吸、間をとりましょう。

江戸時代に、曹洞宗の僧侶、良寛さんが残された言葉
『災難に遭う時節には災難に遭うがよく候、
 死ぬ時節には死ぬがよく候、
 これはこれ災難をのがるる妙法にて候』
災難や死は避けられないもの、十分に備えをしたら、あとは腹を括る、そのような心構えが、実は災難を逃れる妙法である、というお言葉です。深いですね。

今月のキーワードは、
『安全は 急がず焦らず怠らず』 です。

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