【産業医からのメッセージ】2021年12月『お外で過ごす時間を多くして、これからに目を向ける!』
精神科産業医 益子雅笛 with リフレクソロジスト 原三奈子
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今月は、
①来年の労働安全衛生計画を作成するにあたって意識するとよいこと
コロナ禍を経て、会社も従業員のみなさんも、働くことに対して意識の変化が 起こっています。動き出すことに向けて、「戻る」という意識ではなく、これから何をしていくのか、それが自分とどうつながり、社会とどうつながるのかを考え、そのために何が必要なのかを意識した言葉の与え方をするとよいでしょう。
②眼の調節に外の光を浴びることが大事!
株式会社坪田ラボCEOの坪田一男先生(https://tsubota-lab.com/)のお話を伺う機会がありました。先生の研究グループが、近視抑制に働く分子メカニズムを解明され、近視抑制効果を持つバイオレットライトは室内には入ってこないため、「外の光を浴びることが大事。なので、お外で遊びましょう!」と話されていました。
今月のキーワードは、
『お外で過ごす時間を多くして、これからに目を向ける!』です。
☆☆☆<文字版>☆☆☆
からだの広場
健康に関わる4名のナビゲーターが日替わりで15分の番組を皆様にお届けします。
毎月、月初にお送りする「産業医からのメッセージ」
パフォーマンスを上げて働くことをエンジョイできるよう、いま気を付けたいことについてお話しします。
【 益 】おはようございます。
【 原 】はい。おはようございます、益子さん。今日もよろしくお願いいたします。
【 益 】こちらこそ。原さん、よろしくお願いします。
【 原 】12月になりました。
【 益 】はい、今年も12月です。
【 原 】わずか。クリスマスツリーそろそろ出さなきゃって感じです。
【 益 】もう巷にはね。
【 原 】街はね、もう10月 11月初めぐらいから。
【 益 】もう アレが終わったら・・・
【 原 】そう、ハロウィンが終わったら。
【 益 】アレ・・・出ないんですよ~
【 原 】わかりますけど(笑)
【 益 】失礼いたしました。
【 原 】私も人のこと言えないので、ちょっと深くうなずいています。そうなんです。
クリスマス 皆さんも気持ちよく楽しみたいな。
【 益 】今年は少し動くといいですね。
【 原 】ね、少しね。
そんなに華々しくやらなくてもいいけど、大切な人と一緒に食事をしたり。
【 益 】ぜひリアルでね。
【 原 】リアルでできるといいかなと思っております。
今月、産業医からのメッセージとして、どのようなことをお伝えいただけますか?
【 益 】12月ということで~会社によって事業年度どこで区切るかって結構違うんですよ。
【 原 】意外と違いますよね。
【 益 】違います。
12月を区切りにしているところもきっと多いと思いますので、ぼちぼち来年のことを考え始め~
【 原 】事業の計画であったりとかね。
【 益 】1月からというところが多いと思いますので、労働安全衛生活動についても年間で労働安全衛生計画っていうものを立てるのが一般的なんです。
【 原 】そっか、そういうものなんですね。
【 益 】PDCAサイクル、問題点とか課題を挙げて検討したり、
【 原 】プラン(P)、ドゥ(D)、チェック(C)、アクション(A)。
【 益 】あれで回すっていうのが一般的な計画の活動の仕方になっていて。
12月になると、もうそろそろその計画も立てるかなということで、具体的な計画は今まで皆さんやってきた活動をどういう風に継続していくかとか、新たな何か課題があればそれにどう取り組んでいくかという形で、 一つひとつプランに落とし込んでいくと思うんですけど、大事なことは 、ひとつ何を意識するか。
モットーみたいなものを立てる、キーワードとか大事なんですけど、その時にぜひ意識していただきたいのが 、今回こういう状況で少しまた動き出しそうですと、緊急事態宣言も。
【 原 】そうですね。
意外ともうリモート、フルリモートが無くなって週3は出社とかいうところ結構ありますよね。
【 益 】そういうところも増えてきてると思うし、あるいはもうこういうことを経て本格的にリモートを導入します。
【 原 】ありますね。
【 益 】テナント縮小しますとかね。
いろいろ、それぞれ動きがあると思うんですけど、言葉の与え方なんですけど「戻る」って言葉を使わないようにしていただきたいなぁというのが、個人的に。
【 原 】そっか。違ってますからね。同じように見えるけど。
【 益 】例えば出社また始めましたって、こういう状況が落ち着いたから出社に戻しますっていうような言葉の使い方は、しちゃいけない訳じゃないんだけど。
【 原 】なるほど。言葉選び大切ですよね。
【 益 】これすごく意識~皆さんの意識なので、全ての人が今回同じことで経験してるから皆の意識が変わってるはずなんですよ、多かれ少なかれ。
ということは、戻るってことはあり得ないんです。
現実的に同じ出社するとしても、自分が変わってるので、意識が。
例えば、リモートも経験して、ある人はもう出社したくてうずうずしてたって人もいれば、リモートでも仕事できるじゃんって思いながらまた出社する人も、もしかしたらいるかもしれない。
【 原 】あると思います。
【 益 】そこはもう多様、感じ方はね。
そうなった時に、出社できるようになったから、状況が落ち着いたから出社します、では他人軸な訳ですね、会社にとっても。
そうではなくて、今この時を迎えて、コロナ禍を経てこれからどうやってこの会社が仕事をしたり、例えば仕事、活動、事業を通して社会に貢献するか、何に繋がっていくのか、それがどうやって動いていくことになるのかっていうことをいま一度、変わらなかったにしても、これからはこうだ、 改めてこうだっていうその方針のもと、あなたには出社して業務をしてほしい、ということが社員さん従業員の方 一人ひとりに繋がるということが、たぶんすごく大事なこと。
【 原 】なるほど。
そうすると、衛生委員会もそうですけれども、人事部だったり総務部というところから発信する時の言葉選びを丁寧によく選んで伝えていきましょう、過去に戻るのではなく、同じように見えるけど進化してるよねっていうところを何かしら上手に発信していくっていうことですよね。
【 益 】・・・と、おそらく皆さんの意識が変わるし、会社のこれからにとっても、どうしても戻るっていうと、前のものが残ってるのでそこと比較してどうかになっちゃうんですよ。
これからどうなるか、これたぶんコロナがあってもなくても同じことのはずなんだけど、でもわかりやすいじゃないですか、皆が同じだから。
だからこそ これからこうしますってことで、仕事のため皆さんこういう活動をしていきましょうっていう会社の軸を持った情報とか、そういう意識の発信の仕方ということはすごく大事だし、すごくいい機会だと思うんです、今回。なので、そこを意識していただきたいなと思います。
で、それが従業員お一人お一人にも伝わると、一人ひとりが戻るって感覚じゃないとこれはだいぶ違いますよね。
【 原 】そうですね。進化した私を見てっていう感じでいって欲しいですよね。
脱ぐとすごいんです、みたいな。そんな感じでいて欲しいです。
【 益 】そうです、そういうことです。
これが従業員お一人お一人のメンタルヘルスに繋がりますし。
【 原 】そうですね。
同じように見えるような場所にいるけど、いろんなことを経て変化した自分がいるって自信を持って欲しいですよね。
【 益 】そうです、そうです。
リモートを経験して、出社の大切さっていうのがわかる。
【 原 】改めてわかったと思う。
対面だとなんかやっぱりスムーズにいくねっていうことも発見できただろうし、でもやっぱりリモートはリモートの良さもあると、集中して業務をするっていうことができますよね。
【 益 】どっちも選べるようになったっていう。
【 原 】すごいハイブリットじゃないですか。すごいことですよね、これって。
【 益 】なので、出社する時に、ワクワクまではいかなくても、会社に行っていろんな人に会えるなとか、こんな仕事をここでできるなと少しでもいいので、そんな風に思いながら出社して、会社に向かって欲しいんです。
会社がそういう場であって欲しいと思います。
会社もそういう場所であるように作っていくっていうのは、これからすごく大事になるだろうなと思うので、そんなことも踏まえて来年度の計画を立てていただけたらなと思っております。
【 原 】なるほど、わかりました。
【 益 】それが一点目。
【 原 】まず一点目ね。
【 益 】からだとこころということに関していうと、セルフケアですね。
最近、面白いお話を伺うことがあって。
今はもう退官されたのかな、ご自分の事業として始められている、慶應の眼科の元教授の坪田先生という、皆さん興味があったら調べてみたらいろいろ出てくるのでそちらで見ていただくとより詳しく話が載ってるんですけど。
その先生の話を伺ったんですけど、いま目の研究がいろいろ、 先生のラボも含めて進んでいて、結論から言うと、外の光を浴びるというのがものすごく大事なんだそうです。
【 原 】はぁ〜!
【 益 】目の調節、特に、近視について、外の光を浴びていないと、目の焦点を合わせるところに関して、膜~目の、自分が見ているものを写している、目の奥にある膜のところ、
【 原 】網膜とか、その他の膜ですね。何層かになってますよね。
【 益 】膜があるんだけど、この血管が通っている膜が薄くなったまま調節できなくなっちゃうんだそうです、簡単に言うとですよ。
【 原 】でもそれって、眼圧の調整とかにも関わりますよね。
【 益 】うーん、あとは目の血流かな。
【 原 】血行ですね。
【 益 】血管の。
【 原 】目の疲れとかにも関わりますよね。
【 益 】うん、そうです。
皆さん仕事してるとずっと同じところ見てるでしょ。
だからずーっと焦点が合いっぱなしで、薄いまんまなんだそうです。
【 原 】あぁ〜!それも良くないですね。
【 益 】良くない。
【 原 】で、それが外に出て日の光を浴びるっていうことが大切っていうことですか。
【 益 】日の光の中に、紫の光、虹とかで光のプリズムでやると分かれるでしょ。
あの紫の光がこの目の膜の調節にすごく大切なんですって。
【 原 】紫外線じゃなくて?
【 益 】紫外線ではなくて。紫外線は浴びないほうがいいんだけど、紫の光、自然の光の成分として入ってる紫の部分の光が、目にとって調整をするためにすごく大事なんだけど。
家の中に入っちゃうと紫の光が入ってこないんだそうです。
【 原 】えぇっ!じゃあ、窓とか閉めちゃうと入ってこないということで近視になりやすい。
【 益 】そう、だから お子さんの近眼が増えてるんだって、この2年で。
【 原 】えぇ〜、いやすごい、その話。
【 益 】という話なんですよ。それ詳しくは(ネットでサイトなど)見てね、興味があれば。
【 原 】見てみます、見てみます。
【 益 】まとめるとそういうことで、いまできるだけ外の光、自然光。
【 原 】窓を開けて、リモートワークでも家にいたら お休みの日でも窓を開けて日の光を浴びましょう。
【 益 】窓を開けるだけでもいいんですって。
入ってくる光を感じてるので、直接ワーッと浴びなくてもよくて。
とにかく自然な光が目にふわーっと入ってくるような状況でいてください。
だから、その先生はとにかくお外で遊びましょうって。
【 原 】あぁ、いい話ですね、 それね。
【 益 】これ 目だけの話じゃなくて、それこそビタミンD 、これも光を浴びることで活性化しますから、からだを丈夫にしていくために光って大事なんですよ。
【 原 】そうですね。しかも自然光っていうことですね。
【 益 】ぜひいまは大人も、特にお子さんがいたらお子さんもね。ぜひ光を浴びて欲しいです。
【 原 】それは それこそお仕事、オフィスワークがメインの方なんかは余計意識しないと、大切な目ですからね。
【 益 】そうなんです。虚血が進んでしまうと、目も失明するんだそうです、近視って。
【 原 】知らなかったです。
【 益 】それは、水晶体の調整だけの話じゃなくて、目の虚血が起こるからっていうこともあるんだそうです。
【 原 】血が巡らないからってことで。いやぁ、すごい話ですね、それね。
【 益 】大事にするためにも、やっぱり光を上手に浴びる。
紫外線はカットして、紫の光が入るようにするってことが大事なんだそうです。
【 原 】そういう眼鏡が開発されてる とか。
【 益 】もうできてきてるみたいですよ。だから、そういう研究がどんどん皆さんに伝わって より健康になれるような。
【 原 】すごいことですね。自然な形が一番いいってことですね。
【 益 】そういうことです、そういうことです。
やっぱり自然にやってることって大事なことがいっぱいあって。
【 原 】なるほど。外で遊びなさいっていうのはお母さんが言ってたのは、それは正しいことだったと。
【 益 】大事です。丈夫になるために。
【 原 】目を大事にすることだったと。
【 益 】繋がっていたということです。
【 原 】いやぁ、面白い。
【 益 】ということで、今日のキーワードは
「お外で過ごす時間を多くしてこれからに目を向ける」
【 原 】すごい!
【 益 】ダブルで!
【 原 】素晴らしい!
【 益 】まとめてみました。
【 原 】素晴らしい! これからも皆さん来年に向けてできるだけ外出ましょう!
【 益 】ということです。
【 原 】短い時間でもいいんですよね?
【 益 】そうです。
【 原 】ずっとこもりきりにならなくて外に出て、あぁ冬だなぁとかちょっと思いを巡らせてボーッとすると。
【 益 】これからの未来は明るいと笑
【 原 】そうですね。斜め上を見ながら、大事なことを考えて2022年を迎える準備をしていきましょうということですね。
【 益 】はい、よろしくお願いします。
【 原 】からだの広場では リスナーの皆さんからのご感想、ご意見、あと益子先生に聞いてみたいことなどを募集しております。
からだの広場のFacebook、またはTwitterからメッセージをどうぞお寄せください。
【 益 】はい、お待ちしております。
【 益 】からだは丈夫でキレイに。
【 原 】こころは豊かで穏やかに。
【 益 】そして自分らしく輝くように。
【 原 】今日も笑顔で良い一日を。
【 益 】ご安全に!
【 益 】【 原 】 行ってらっしゃ〜い!
①来年の労働安全衛生計画を作成するにあたって意識するとよいこと
コロナ禍を経て、会社も従業員のみなさんも、働くことに対して意識の変化が 起こっています。動き出すことに向けて、「戻る」という意識ではなく、これから何をしていくのか、それが自分とどうつながり、社会とどうつながるのかを考え、そのために何が必要なのかを意識した言葉の与え方をするとよいでしょう。
②眼の調節に外の光を浴びることが大事!
株式会社坪田ラボCEOの坪田一男先生(https://tsubota-lab.com/)のお話を伺う機会がありました。先生の研究グループが、近視抑制に働く分子メカニズムを解明され、近視抑制効果を持つバイオレットライトは室内には入ってこないため、「外の光を浴びることが大事。なので、お外で遊びましょう!」と話されていました。
今月のキーワードは、
『お外で過ごす時間を多くして、これからに目を向ける!』です。
☆☆☆<文字版>☆☆☆
からだの広場
健康に関わる4名のナビゲーターが日替わりで15分の番組を皆様にお届けします。
毎月、月初にお送りする「産業医からのメッセージ」
パフォーマンスを上げて働くことをエンジョイできるよう、いま気を付けたいことについてお話しします。
【 益 】おはようございます。
【 原 】はい。おはようございます、益子さん。今日もよろしくお願いいたします。
【 益 】こちらこそ。原さん、よろしくお願いします。
【 原 】12月になりました。
【 益 】はい、今年も12月です。
【 原 】わずか。クリスマスツリーそろそろ出さなきゃって感じです。
【 益 】もう巷にはね。
【 原 】街はね、もう10月 11月初めぐらいから。
【 益 】もう アレが終わったら・・・
【 原 】そう、ハロウィンが終わったら。
【 益 】アレ・・・出ないんですよ~
【 原 】わかりますけど(笑)
【 益 】失礼いたしました。
【 原 】私も人のこと言えないので、ちょっと深くうなずいています。そうなんです。
クリスマス 皆さんも気持ちよく楽しみたいな。
【 益 】今年は少し動くといいですね。
【 原 】ね、少しね。
そんなに華々しくやらなくてもいいけど、大切な人と一緒に食事をしたり。
【 益 】ぜひリアルでね。
【 原 】リアルでできるといいかなと思っております。
今月、産業医からのメッセージとして、どのようなことをお伝えいただけますか?
【 益 】12月ということで~会社によって事業年度どこで区切るかって結構違うんですよ。
【 原 】意外と違いますよね。
【 益 】違います。
12月を区切りにしているところもきっと多いと思いますので、ぼちぼち来年のことを考え始め~
【 原 】事業の計画であったりとかね。
【 益 】1月からというところが多いと思いますので、労働安全衛生活動についても年間で労働安全衛生計画っていうものを立てるのが一般的なんです。
【 原 】そっか、そういうものなんですね。
【 益 】PDCAサイクル、問題点とか課題を挙げて検討したり、
【 原 】プラン(P)、ドゥ(D)、チェック(C)、アクション(A)。
【 益 】あれで回すっていうのが一般的な計画の活動の仕方になっていて。
12月になると、もうそろそろその計画も立てるかなということで、具体的な計画は今まで皆さんやってきた活動をどういう風に継続していくかとか、新たな何か課題があればそれにどう取り組んでいくかという形で、 一つひとつプランに落とし込んでいくと思うんですけど、大事なことは 、ひとつ何を意識するか。
モットーみたいなものを立てる、キーワードとか大事なんですけど、その時にぜひ意識していただきたいのが 、今回こういう状況で少しまた動き出しそうですと、緊急事態宣言も。
【 原 】そうですね。
意外ともうリモート、フルリモートが無くなって週3は出社とかいうところ結構ありますよね。
【 益 】そういうところも増えてきてると思うし、あるいはもうこういうことを経て本格的にリモートを導入します。
【 原 】ありますね。
【 益 】テナント縮小しますとかね。
いろいろ、それぞれ動きがあると思うんですけど、言葉の与え方なんですけど「戻る」って言葉を使わないようにしていただきたいなぁというのが、個人的に。
【 原 】そっか。違ってますからね。同じように見えるけど。
【 益 】例えば出社また始めましたって、こういう状況が落ち着いたから出社に戻しますっていうような言葉の使い方は、しちゃいけない訳じゃないんだけど。
【 原 】なるほど。言葉選び大切ですよね。
【 益 】これすごく意識~皆さんの意識なので、全ての人が今回同じことで経験してるから皆の意識が変わってるはずなんですよ、多かれ少なかれ。
ということは、戻るってことはあり得ないんです。
現実的に同じ出社するとしても、自分が変わってるので、意識が。
例えば、リモートも経験して、ある人はもう出社したくてうずうずしてたって人もいれば、リモートでも仕事できるじゃんって思いながらまた出社する人も、もしかしたらいるかもしれない。
【 原 】あると思います。
【 益 】そこはもう多様、感じ方はね。
そうなった時に、出社できるようになったから、状況が落ち着いたから出社します、では他人軸な訳ですね、会社にとっても。
そうではなくて、今この時を迎えて、コロナ禍を経てこれからどうやってこの会社が仕事をしたり、例えば仕事、活動、事業を通して社会に貢献するか、何に繋がっていくのか、それがどうやって動いていくことになるのかっていうことをいま一度、変わらなかったにしても、これからはこうだ、 改めてこうだっていうその方針のもと、あなたには出社して業務をしてほしい、ということが社員さん従業員の方 一人ひとりに繋がるということが、たぶんすごく大事なこと。
【 原 】なるほど。
そうすると、衛生委員会もそうですけれども、人事部だったり総務部というところから発信する時の言葉選びを丁寧によく選んで伝えていきましょう、過去に戻るのではなく、同じように見えるけど進化してるよねっていうところを何かしら上手に発信していくっていうことですよね。
【 益 】・・・と、おそらく皆さんの意識が変わるし、会社のこれからにとっても、どうしても戻るっていうと、前のものが残ってるのでそこと比較してどうかになっちゃうんですよ。
これからどうなるか、これたぶんコロナがあってもなくても同じことのはずなんだけど、でもわかりやすいじゃないですか、皆が同じだから。
だからこそ これからこうしますってことで、仕事のため皆さんこういう活動をしていきましょうっていう会社の軸を持った情報とか、そういう意識の発信の仕方ということはすごく大事だし、すごくいい機会だと思うんです、今回。なので、そこを意識していただきたいなと思います。
で、それが従業員お一人お一人にも伝わると、一人ひとりが戻るって感覚じゃないとこれはだいぶ違いますよね。
【 原 】そうですね。進化した私を見てっていう感じでいって欲しいですよね。
脱ぐとすごいんです、みたいな。そんな感じでいて欲しいです。
【 益 】そうです、そういうことです。
これが従業員お一人お一人のメンタルヘルスに繋がりますし。
【 原 】そうですね。
同じように見えるような場所にいるけど、いろんなことを経て変化した自分がいるって自信を持って欲しいですよね。
【 益 】そうです、そうです。
リモートを経験して、出社の大切さっていうのがわかる。
【 原 】改めてわかったと思う。
対面だとなんかやっぱりスムーズにいくねっていうことも発見できただろうし、でもやっぱりリモートはリモートの良さもあると、集中して業務をするっていうことができますよね。
【 益 】どっちも選べるようになったっていう。
【 原 】すごいハイブリットじゃないですか。すごいことですよね、これって。
【 益 】なので、出社する時に、ワクワクまではいかなくても、会社に行っていろんな人に会えるなとか、こんな仕事をここでできるなと少しでもいいので、そんな風に思いながら出社して、会社に向かって欲しいんです。
会社がそういう場であって欲しいと思います。
会社もそういう場所であるように作っていくっていうのは、これからすごく大事になるだろうなと思うので、そんなことも踏まえて来年度の計画を立てていただけたらなと思っております。
【 原 】なるほど、わかりました。
【 益 】それが一点目。
【 原 】まず一点目ね。
【 益 】からだとこころということに関していうと、セルフケアですね。
最近、面白いお話を伺うことがあって。
今はもう退官されたのかな、ご自分の事業として始められている、慶應の眼科の元教授の坪田先生という、皆さん興味があったら調べてみたらいろいろ出てくるのでそちらで見ていただくとより詳しく話が載ってるんですけど。
その先生の話を伺ったんですけど、いま目の研究がいろいろ、 先生のラボも含めて進んでいて、結論から言うと、外の光を浴びるというのがものすごく大事なんだそうです。
【 原 】はぁ〜!
【 益 】目の調節、特に、近視について、外の光を浴びていないと、目の焦点を合わせるところに関して、膜~目の、自分が見ているものを写している、目の奥にある膜のところ、
【 原 】網膜とか、その他の膜ですね。何層かになってますよね。
【 益 】膜があるんだけど、この血管が通っている膜が薄くなったまま調節できなくなっちゃうんだそうです、簡単に言うとですよ。
【 原 】でもそれって、眼圧の調整とかにも関わりますよね。
【 益 】うーん、あとは目の血流かな。
【 原 】血行ですね。
【 益 】血管の。
【 原 】目の疲れとかにも関わりますよね。
【 益 】うん、そうです。
皆さん仕事してるとずっと同じところ見てるでしょ。
だからずーっと焦点が合いっぱなしで、薄いまんまなんだそうです。
【 原 】あぁ〜!それも良くないですね。
【 益 】良くない。
【 原 】で、それが外に出て日の光を浴びるっていうことが大切っていうことですか。
【 益 】日の光の中に、紫の光、虹とかで光のプリズムでやると分かれるでしょ。
あの紫の光がこの目の膜の調節にすごく大切なんですって。
【 原 】紫外線じゃなくて?
【 益 】紫外線ではなくて。紫外線は浴びないほうがいいんだけど、紫の光、自然の光の成分として入ってる紫の部分の光が、目にとって調整をするためにすごく大事なんだけど。
家の中に入っちゃうと紫の光が入ってこないんだそうです。
【 原 】えぇっ!じゃあ、窓とか閉めちゃうと入ってこないということで近視になりやすい。
【 益 】そう、だから お子さんの近眼が増えてるんだって、この2年で。
【 原 】えぇ〜、いやすごい、その話。
【 益 】という話なんですよ。それ詳しくは(ネットでサイトなど)見てね、興味があれば。
【 原 】見てみます、見てみます。
【 益 】まとめるとそういうことで、いまできるだけ外の光、自然光。
【 原 】窓を開けて、リモートワークでも家にいたら お休みの日でも窓を開けて日の光を浴びましょう。
【 益 】窓を開けるだけでもいいんですって。
入ってくる光を感じてるので、直接ワーッと浴びなくてもよくて。
とにかく自然な光が目にふわーっと入ってくるような状況でいてください。
だから、その先生はとにかくお外で遊びましょうって。
【 原 】あぁ、いい話ですね、 それね。
【 益 】これ 目だけの話じゃなくて、それこそビタミンD 、これも光を浴びることで活性化しますから、からだを丈夫にしていくために光って大事なんですよ。
【 原 】そうですね。しかも自然光っていうことですね。
【 益 】ぜひいまは大人も、特にお子さんがいたらお子さんもね。ぜひ光を浴びて欲しいです。
【 原 】それは それこそお仕事、オフィスワークがメインの方なんかは余計意識しないと、大切な目ですからね。
【 益 】そうなんです。虚血が進んでしまうと、目も失明するんだそうです、近視って。
【 原 】知らなかったです。
【 益 】それは、水晶体の調整だけの話じゃなくて、目の虚血が起こるからっていうこともあるんだそうです。
【 原 】血が巡らないからってことで。いやぁ、すごい話ですね、それね。
【 益 】大事にするためにも、やっぱり光を上手に浴びる。
紫外線はカットして、紫の光が入るようにするってことが大事なんだそうです。
【 原 】そういう眼鏡が開発されてる とか。
【 益 】もうできてきてるみたいですよ。だから、そういう研究がどんどん皆さんに伝わって より健康になれるような。
【 原 】すごいことですね。自然な形が一番いいってことですね。
【 益 】そういうことです、そういうことです。
やっぱり自然にやってることって大事なことがいっぱいあって。
【 原 】なるほど。外で遊びなさいっていうのはお母さんが言ってたのは、それは正しいことだったと。
【 益 】大事です。丈夫になるために。
【 原 】目を大事にすることだったと。
【 益 】繋がっていたということです。
【 原 】いやぁ、面白い。
【 益 】ということで、今日のキーワードは
「お外で過ごす時間を多くしてこれからに目を向ける」
【 原 】すごい!
【 益 】ダブルで!
【 原 】素晴らしい!
【 益 】まとめてみました。
【 原 】素晴らしい! これからも皆さん来年に向けてできるだけ外出ましょう!
【 益 】ということです。
【 原 】短い時間でもいいんですよね?
【 益 】そうです。
【 原 】ずっとこもりきりにならなくて外に出て、あぁ冬だなぁとかちょっと思いを巡らせてボーッとすると。
【 益 】これからの未来は明るいと笑
【 原 】そうですね。斜め上を見ながら、大事なことを考えて2022年を迎える準備をしていきましょうということですね。
【 益 】はい、よろしくお願いします。
【 原 】からだの広場では リスナーの皆さんからのご感想、ご意見、あと益子先生に聞いてみたいことなどを募集しております。
からだの広場のFacebook、またはTwitterからメッセージをどうぞお寄せください。
【 益 】はい、お待ちしております。
【 益 】からだは丈夫でキレイに。
【 原 】こころは豊かで穏やかに。
【 益 】そして自分らしく輝くように。
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