初・とりカフェ
娘と谷中散歩の帰り道に、フクロウやインコがいるカフェを見つけて入ってみた。
入ってみてわかったが、フクロウ・ミミズクを中心に200羽ほどの「バードスタッフ」がいる、本格的な店だった。
小学生のころ、文鳥を飼っていたことがあるが、大きい鳥はどちらかというと苦手。入店すると、かなり強めの動物園のにおいがした。
『ご自由にお入りください』と書いてあるガラス張りの別室では
1メートルはあるのでは⁉というサイズの鳥がバサバサ飛んでいて
「鳥たちと戯れる」というかわいらしい雰囲気は一つもなかった。
奥には小型・中型のフクロウやオカメインコが何種類かいて、
「頭をやさしくなでてあげてください」と言われるのだが、
小さくても、フクロウの醸し出す「長老感」がこわくて、おそるおそる手を近づけてもキッとくちばしを上に向けてきたり、鳴き声をあげたりするのでこちらも手を引っ込めてしまう。
1000数百円を払っているので、せめて頭をなでるくらいして帰らなくては!
と、それでもなるべく穏やかそうな子を選んでようやく頭にふれる。
ほわっほわだ!
周りの子たちを見ると、眠そうに半目になっていたり、隅っこでじっとしていたり、真っ黒な目をこちらに向けていたり、
なんだ。すごくかわいいじゃないか。。。
(人間の)スタッフさんに「せっかくだから入ってみませんか?」と
声をかけていただき、大型サイズバサバサの別室へ。
ここではなんと二羽が私の靴に乗ってきて、歩いても逃げずについてくる。
「今年生まれた子たちなんで、遊びたいんですよー」
と言われてキュンとしてしまったり。
ちなみにこの写真のフクロウは「アカアシモリフクロウ」という種類。
穏やかで、いちばんたくさん頭をなでさせてくれた。
真っ黒な目がクリクリとかわいらしく、私にお金があったら買いたくなってしまったかもしれない。
おしゃべりの上手なインコに「ありがとうございましたー!」と言われて店を出るころには「動物園のにおい」はすっかり気にならなくなっていた。
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