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Adobe Illustratorの「シェイプ」って何で用意されているか知ってる?

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Adobe Illustraor は言わずとしれた有名ソフトウェアですね。「パス」で線を描いて、精密なイラストが描けるイラレ。そんなイメージでしょうか。文字(フォント自体も)のデザインとか、アイコンのデザインとか、svg書き出しとか、そういう役割を担当しているのかな。ワイヤーフレームも描けますね。
「シェイプ」ツールって四角形や、円を描くのにちょうどいいです。でも、多分なんですけど、イラレの歴史を考えると、シェイプがある理由はちょっとだけ違うような気がするんです。
(ちなみに、真実は知りません!)

「イラストを描く」ということに立ち戻ってみると、円と直線と多角形があれば何でも描けちゃう

ヨットは三角形と直線で描けるし、猫は円と直線で(ほぼ)描けちゃう。イラレの初心者向け技術本でもよく似たのをよく見ますよね。
で、本気で「イラレでイラストを描きたい」って思っていて、絵のことも初心者な人はこう思うと思うんです。

「私はこんなの描きたいんじゃないんだ!!
もっとこう・・ディティールの凝った、個性的な、「何か」なんだよ!!」

と。思いませんでした?私は最初思いましたよ(笑)

でもね、いろいろ勉強していくうちに分かってきました。絵を描く手法のひとつに、「ものの全体の形を捉えてシンプルなに書き直してから、強弱をつけたり曲線を加えて仕上げる」っていう手法がありまして。その法則に従うと、この作業って個性を出すためにそんなに遠い作業ではない、ということに。

この絵は作業の始まり。みんながわかる猫やヨットにはできました。ここから自分のにしていくんです。たくさんのシンプルな形を積み上げて、絵を描くときの定規やグリッドのようなものなんですね。

シェイプツールというのは、単純な図形だけでなく、複雑な絵を起こす際の形(シェイプ)を作るツールでもあるということです!

直方体を削れば、車になる

この手法は、人物はもちろん、花や動物にも使えますが、どちらかというと人工的なもの、工業的なものを書き起こす時にかなり便利です。

私がシェイプで捉えて絵を描くので一番好きな例が自動車。
自動車は、大きな直方体を描いてから、タイヤの部分に小さな直方体を描いて、バンパー周り、窓と上部周りでも直方体を描いて、あとは曲線で削って仕上げていきます。描いていると本当に彫刻を削っているみたいな気分になって楽しいです。

車の構造を知らなくても、全体の形を捉えながら、時間をかけて削っていけば必ず形になると思うので、試してみてくださいね。(これはイラレでも、手描きでもできますよ!)

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バニデザノート season2
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