【Lethal Company】初心者が第1Quotaをソロクリアするための基礎知識
Lethal Company(リーサルカンパニー)というゲームにドハマりしている。
日本でのプレイ人口(そして一伏と遊んでくれる人)を増やすため、このnoteでは「初心者が最序盤で詰まないための知識」を共有する。ぜひ読んで、プレイしてほしい。たのむよみんなたち。
ゴミを拾って、売るだけ。だけど楽しい。
Lethal Companyは「バケモンのいる未開の惑星でゴミを拾う」PvEオンリーのEscape from Tarkovライクなゲームだ。やることを単純化するとプレイヤーは「準備」と「ゴミ拾い」と「換金」を繰り返すだけなのだけれど、一見単調そうに見えるこの作業が妙に面白い。
現在はSteamでアーリーアクセスが行われているのだが、いかんせん日本語未対応だ。ゲーム内マニュアルは比較的親切にやることを説明してくれているのだけれど、すべて英語であり、英語が読めない人には遊びにくいだろう(先日和訳したマニュアルは以下)。
マニュアルを読まずになんとなくで進めると、やることが何もわからず最初から詰む。「何度も死にながら手探りでゲームを進めるのが好きなんだい!」という人も安心してほしい。マニュアルが読めても何度も死にながら手探りでゲームを進めることになる。しかし、ある程度ゲームの目的ややるべきことがわかっている方が試行錯誤も楽しくなるはずだ。
Ship内の主な構造物
メインモニター
今いる衛星の情報、Quotaの達成率、モニタしている作業員の周辺マップ、船外モニタなどが表示されている。中央のレバーにインタラクトすることでShipの離着陸が可能。
ターミナル
Shipの諸機能を利用するためのコンソール。古いコンピュータらしく、コマンド入力オンリーでGUIがない。PCでいうところのコマンドプロンプト状態。よく使うコマンドは以下。
store:購買部。装備アイテムや消耗品が買える。クレジットに余裕があればShipのインテリアも変えられる。
moons:どのマップを探索するかを選べる。ゴミを売りに行くときもここから。
scan:Ship周辺に何個のゴミがあり、それが何クレジット分かを教えてくれるコマンド。探索前に使う。
ロッカー
Storeで購入した物品や拾ったゴミなどをしまっておけるロッカー。そこらへんの床にも放置できるので整理しておきたい人向け。ここに入っている品は死んでも消えない(ゴミは消える?)。
ゲームの流れ
Lethal Companyはおおむね以下の流れでゲームが進行する。
各パートでやるべきことを以下の各項にまとめる。
1.Quota(ノルマ)提示
Quota(クォータ)とは「割当」とか「配分」を表す英単語。だいたい「ノルマ」の意味だと思って間違いない。このゲームでプレイヤーは「Halden Company」の契約作業員として、4日区切りで稼ぐべきノルマが課される。
全作業員の目的はQuotaを達成することだ。
Quotaを達成できなかった作業員は、残念ながら業務能力不十分と見なされ「解雇」される。解雇されたらそれまで稼いだクレジットや購入した装備はすべてロスト。またゼロから再スタートすることになる。
第1Quotaは135クレジット。Quotaは達成するたびに少しずつ増額されていくため、同じことを繰り返しているだけだとどんどんジリ貧に追い込まれていく仕組みだ。
2.行先選択
プレイヤーはゲーム内時間1日ごとに着陸する衛星(マップ)を選択できる。衛星によって地形や気候、出現アイテムの量などが変わる。衛星内はざっくり「母艦」「フィールド」「ダンジョン」の3つのエリアに分かれている。探索するのは主にダンジョンだ。
現在実装されている衛星は次の7つ。下に行くほど地形が複雑になり、敵も増え、死亡率も高まる。初心者は上の3マップを回るだけで十分稼げる。
Rend以下のマップは移動にクレジットがかかる。より稼げるが、移動に550〜700クレジットほど必要になるため、序盤は無視してよい。
Experimentation(エクスペリメンテーション)
Assurance(アシュアランス)
Vow(バウ)
Offence(オフェンス)
March(マーチ)
Rend(レンド)
Dine(ダイン)
Titan(タイタン)
Experimentation(実験)という名前のとおり、初心者が操作やゲームの流れを覚えるためのチュートリアルステージだと思ってよい。
Experimentationはフィールドの地形が単純で狭く、母艦とダンジョンの距離が近いため迷うことなく往復しやすい。初心者のうちはフィールドで迷って帰艦できずにロストすることがよくあるので、地形の単純さは大きな味方だ。
まずはここを周回して、しっかり稼げるようになろう。
3.準備
行先を選んだら衛星に着陸する前にTerminalのStoreで買い物ができる。
初日は60クレジットが支給されるので、その範囲内で好きな物を買おう。クレジットは物品購入と衛星移動以外には使えないし、先述のとおり序盤は衛星移動も不要なので物品購入だけ考えればよい。ときどきセールも行われるので、高価なものはセール時に買いたい。
オススメはPro-Flashlightだ。フルプライスでも25クレジットと安価なうえ、どこに持って行っても役に立つ。バッテリー量は探索1日分なら点けっぱなしでも大丈夫だ。
ShovelやZap Gun、Stun Grenadeなどの身を守るアイテムもあるにはあるが、基本的に役に立たない(諸説あり)。特に序盤は原生生物たちを避ける方が無難なので、攻撃アイテムよりも探索に役立つものを選ぼう。
4.探索・ゴミ拾い
準備が終わったらようやく衛星に着陸し、ゴミ拾いを始めよう。着陸した時点ではAM8:00。PM5:30を過ぎると夜になり、母艦の周りを捕まったら死ぬバケモンがうろつくようになる。死ぬとすべてのScrapをロストするうえ、リスポーン費用がかかるため、特に初心者は昼のうちに帰艦するべきだ。時間はだいたい10秒ごとに4分ずつ進むので、うかうかしていると本当に一瞬で夜になる。
母艦を降り、フィールドを多少歩いたところに「Main Entrance」と表示される扉がある。ここを開くとすぐダンジョンだ。作業員が集めるべきゴミ(Scrap)はすべてダンジョン内にある。ダンジョンはいわゆる不思議なダンジョン(ローグライクゲーム)形式の自動生成マップで、落ちているScrapの量や種類も毎回異なる。
作業員はScrapとその他の道具を含めて4つまで物を持てる。Pro-Flashlightを持てば残りは3枠だ。さらに作業員には所持重量の制限がある。所持品の重さが合計30lb以上になるとダッシュが遅くなりスタミナ消費が増える。
なるべく軽くしておきたいところだけれど、Scrapが落ちていたら拾ってしまうのが作業員のさが。そのうち「重い割に売価が低いから後回しにしよう」とか考えられるようになるので、とりあえず今は目についたものをいっぱい持とう。
実践ノウハウ
次項から実際的なノウハウを紹介する。なお一伏は現状ソロプレイしかしていないため、マルチプレイ時のノウハウはない。誰か一緒にやろう。
①Scrapの種類(片手持ち・両手持ち)
Scrapには片手に収まるものと、持つと両手が塞がってしまうものがある。両手持ちアイテムは一度にひとつしか持てない。片手持ちは枠がある限り持てる。両手が塞がってもダッシュやジャンプといったアクションに影響はない。しかし別の所持枠に入ってるScrapやアイテムに持ち変えることができなくなる。別のアイテムを取り出したい時は、一度両手持ちアイテムを床に置かなければならない。
②原生生物からは逃げる
ダンジョン内には敵対的な原生生物がうろついており、作業者を視認ししだい攻撃してくる。接触したら基本的になすすべなく死ぬだけなので、見かけたらすぐに逃げよう。前述のとおり身を守るアイテムも購入できるが、それほど役には立たない。肝に銘じてほしいのだけれど、本ゲームはハクスラではない。FPSでもない。現状作業員が持てる最も攻撃的な武器であるZap Gunを使ってさえ、一番貧弱そうなイモムシみたいな生物ですら叫び声をあげて逃げるだけだ。
③着陸前に天候を必ずチェックしろ
衛星は1日ごとに天候が変わる。単なる景観の違いだけではなく、ときには致死的な要素にもなるので、着陸前にTerminalで「moons」コマンドを使って天候をチェックしよう。天候は「Vow(Rainy)」のように「衛星名(天候)」と表記される。天候による違いは以下。
無表記…晴れ。なにもなし。降りてよい。
Rainy…雨。底なし沼が発生する。まだマシ。気をつけて歩く。
Stormy…嵐。落雷に注意。金属を持つな。なるべく降りない。
Foggy…霧。一寸先も見えない。マップを覚えてればいける。
Eclipse…日蝕。昼なのに夜状態。絶対に降りない。
覚えていると役に立つこと
TIPS集。随時追記。
Scrapの売価変動
ScrapのValue(価値)は一定だが、売価の掛け率は1日ごとに30%~100%の間で変動する。1Quotaは4日間で構成されており、1日目から4日目に向かって掛け率が高くなる。
1日目…33%
2日目…55%
3日目…75%
4日目…100%
Quotaの達成値は売価の累計値なので、できる限り高い掛け率で売却するために4日目までScrapを持っておくことが重要だ。しかし探索の途中で作業者が死ぬとすべてのScrapを失う。3日目までScrapを売らないまま作業者が死ぬと、達成値がゼロのまま最終日を迎え、絶望することになる。なんとしても死なずに4日目を迎えよう。
コマンド省略
Terminalのコマンドは省略できることがある。行先選択や物品購入など、主に固有名詞を入力するとき。例えばExperimentationに移動したいときは「moons > experimentation > confirm」と単語をフル入力しなくても、「moons > ex > c」で移動できる。Helpコマンドで出てくるメニュー名は省略できない。
とりあえず勢いで書いたので不正確なところもあるかもしれない。誤りや新情報は随時追記していきます。