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ラオスで魚と添い寝する#3 突然の雨とマッサージ

やっぱりある程度共通言語はほしかったりする。という本音

イタイー?これは雨です

ローカルの味を堪能した後は、休暇という名にふさわしい所に向かう。
街を歩いている間、幾度となく後ろ髪引かれたマッサージ屋を目指す。
マッサージ屋は数えきれないほどあり、どの店が良いのか判断がつかない。呼び込みをしているお店は怪しい・・・私の直感が言う。
ということで、こういう時のグーグルマップ先生だ。

チェーン店で経営しているマッサージ屋を見つけ、そこに行くことにした。
複数の店舗を経営していれば、怪しいことはしないであろうという私の経験値が叩きだした結果である。(個人の考えです。)

マッサージ店の外観と街並み

度胸と湿気と欲望が交差する入店

恐る恐る中へ入り、受付をする。
受付のお姉さんが無愛想に聞いてくる。
受付嬢:「足ダケ?全身ナノ?(英語)」
私:「全身!この値段だけだよね?全身コース90分$12!!」
受付嬢:「うん、そうなんだけど、マッサージ師にチップもあげてね」
日本円で約1500円で90分全身マッサージ。安い。安すぎる。
値段だけ考えると、不安で仕方がなかったが、この肩こりから解放されたい思いはもう止まらなかったのだった。

担当のおねえさまが私を上の階へと案内する。
34度を超える外の外気からやっと解放されたのもつかの間、4階まで汗だくで階段であがる。おねえさまの息が切れる。
部屋に到着すると、すでに先着がいて、最大3人は対応できるらしい。
女性専用フロアというものだ(多分)。

早速身ぐるみはがされ、うつぶせに寝るとすぐに、おねえさまのどこが凝っているのかチェックが始まる。
そこから40分ぐらい、無言で体をゴリゴリともまれ続けた。
おねえさまが唯一知っている日本語「イタイ?」が時々繰り出される。

そんな中、突然外で落雷が。
隣のお客様もびっくり。
すると、私の担当のおねえさまが
「雨はね、cơn mưaって言うんだよ。」
という突然のベトナム語講座が。
いただきますしか知らなかった私のベトナム語の語彙力が一つ増えたのだった。感謝。
90分終わるころには、肩の重荷は消え、とても身軽になっていた。
チップは30000ドン渡した。日本円で500円。
一人旅。正解がわからないこともある。

チェーンのマッサージ店での平和図

落雷もあったので、帰り道は大雨。30度を超えるムシムシとした湿気をかき分けながら、20分歩き、帰路に着く。

このようなスコールなのような状況はよくあるらしい。
その証拠にモーターバイクの主たちは、皆あっという間に雨具を着用していた。


大雨になるとみなビニールまみれになるの図

ホステルの目の前の通りは、ナイトマーケットが開催され、洋服やお土産まで、様々なものが売られていた。
雨天決行らしい。
午前中に見た、カオスな帽子やさんは、ビニールの装飾が施されていた。
もわっとした熱気からキンキンに冷えたホステルの部屋に入り、その日は眠りについたのだった。

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