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第2章「自分を成長させたいくつかの話」#15そして今、そんなことを考えながら、今日もラーメン屋に仕事に行く
「大切な人との別れ。それは、大切な時間。
気持ちが安定しないほど悲観して周りが見えないということは、
自分がそれだけ大切だと思える友達に出会えた証。」
2020年2月
ニュージーランド ・オークランド
私のルーティーンが作られた話。
私には大切な友人が今いる。
そのうちの一人が一昨日日本へ旅立った。
シェアハウスのフラットメイト4人の中で彼女とは一番長い時間を過ごした。
毎日朝起きて、
一緒にジムに行って、
コーヒーを飲んで、
お互い仕事に行く。
それまでの私は、昼まで寝てぼーっとしてた。
彼女は聞き役、私は話役。
彼女は言いたいことは、言う。
心に貯めこまない。
そんな正反対な友人だったからこそ、パズルのピースがはまっていた。
何より、彼女はいつも言ってくれた、
「ばんさんのことを一番に考えてるから、素直に言ってくれないと悲しい。」
でも、素直に言えないこともあったけどね。笑
ワーキングホリデーをしていて思う。
日本にいたらきっとその状態になるまでに何年もかかっていただろうと思える信頼関係が短期間で創り上げられる。
異国の地、というのは、人との結びつきを強くする。
私と彼女は半年間ぐらいしか一緒にいなかった。
でも、お互いを知り尽くして、お互いが日常になっていた。
別れる時、お互い手紙を書いていた。
びっくりするぐらい、お互い同じことを書いていた。
私は時々、考えすぎて、自分の思いを伝えたすぎて、周りが見えない時がある。
年齢を重ねると、大切なことほど言えなくなる。
私の場合、年齢関係なく大切なことほど言えないのだが。
しかしながら、その言葉を飲み込んで言わず、
分かって欲しいと思うのは、理に適ってない話だ。
学生時代・社会人時代、
言わなくてもわかる、のではなく、
言わなくても予測しなければならなかった。
そんな環境はもう捨てよう。
それは他の人を巻き込んだ挙句、遠回りして人を傷つける。
言えないことがストレスになって、自分の行動をコントロールできなくなる。
空気は読まず、吸おう。言葉は飲み込まず、吐き出そう。
明日やろうは馬鹿野郎。
人に寄り添う、そして成長していく。
素直になるって大切。