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スキルを身につけるコツ…

セミナーに関して、当事務所の一貫した方針(考え方)があります。特に、問題解決ツールなど、スキルに関しては " 1-Step Approach! " という考え方を用いています。HPでも説明はしていますが、簡単に紹介しようと思います。

何かを学ぼうとするとき、その生い立ちから、基礎、応用を学び、実例把握、演習、実践を経てはじめて身につきます。でも、自主的に学習意欲に後押しされ学ぶものであれば身につきますが、言われて学ぶもは、そもそも本質を理解できているか疑問です。なぜなら、" 本質を理解できていなくても、使えてしまうから "

特に品質コアツールと呼ばれる類のものは、各組織の品質システムに組み込まれ、使用法やフォーマットが細かに規定されています。当事者は、規定に則って淡々(?)と使えば業務を終えることができます。もはや、本来のツールの目的は二の次で、品質記録として作成することだけが目的となってしまいがちです。それもそうです。実際に作成する当事者(技術者)には時間がないので、" 早くこの面倒な処理を終わらせたい " というモチベーションが作用してしまうのです。

それぞれのツールには、本来 " 大切な機能 " があり、使うこと自体、大いに推奨されるべきものです。これは、疑いの余地がありません。私もそう思ってます。

でも、正直、" 運用に関しては形骸化している現状は否定できません " 。形骸化していないという方もおられるとは思いますが、当事者のほとんどは " 面倒臭い " と二の足を踏みながら、運用しているのではないでしょうか? 私もそうでした。

でも、" 大切な機能 " に気がついたとき、私は考え方を変えました。真面目に取り組んでこそ、機能を発揮できる。でも真面目に取り組むと、時間がかかるし、規定も足かせになる。であれば、欲張らず、" 本来ツールが実現しなければならないコアな機能にフォーカスして、簡単に使うこと " を考えました。

簡単に使えてこその ツール です。難しくて、時間がかかり、さまざまな機能を求めるツール、一生懸命作成したにも関わらず後から使われない成果物を生み出しているツールを完全否定するのではなく、" 使い勝手のよいものに変えていく" のが私の考え方です。

当事者には " 大切な機能 " 、要は、ツールのコア部分だけ簡単に理解してもらい、あとは自身で使い勝手の良いものにアレンジしてもらう。コア部分さえ理解していれば、枝葉の部分まで必要なとき、自ら学ぶはず。自分の担当分野に合った、独自の使い方を見つけるかもしれません。そうして、どんどん使っていくうちに、自分にとっての良いツールが出来上がっていくはずです。これが、当事務所の考え方 " 1-Step Approach! " です。

" 1-Step Approach! " により、" 当事者(技術者)には自由な時間を、そして組織には効率向上を "  これが当事務所の目指すところです。

業務で品質コアツールを既に使っている方、リスキリングで問題解決ツールを学んでいる方、とにかくスキルを身につけようという人は、 " 1-Step Approach! " で視点を変えてみましょう。きっと、今までとは違う景色が見えてきますよ。

ではまた。。。


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