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次にKT法(PA)…

今回は、FTAを作った後、" それをどう使うのか " 考えてみたいと思います。

問題を認識したら、まずFTAを作って原因を探りますよね。
考えられる要因を全て抽出するという作業です。それが終わると、次に来るのがKT法(PA)です。PAはProblem Analysis 問題分析の略ですね。

FTAで落とし込んだ要因の中から、それらしいものだけ抽出するという作業です。

でも、それらしいものって、どうやって判断するのでしょう?

それは、問題の状況分析(通常は5Wとか、調査結果、実験結果など)によって判断します。さて、どういうこと? 例を挙げて、説明します。

" 熱が出た " という問題(トップ事象)の原因を探すためFTAを作成したとします。考えられる原因が沢山抽出されます。

これらの原因を、事実によってふるいにかけるツールがKT法(PA)です。
事実としては、外出したのは昨日、37度の微熱、咳が出る、・・・などなど。
これら事実を横に並べ、TFAで抽出された原因を事実に合致するかどうか、一つづつ検証していきます。この状況分析のことを、IS ISNOT分析といいます。

例えば、原因がコロナ感染であれば、昨日外出したくらいでは発熱はしないので違う、インフルエンザ感染であれば発熱が低すぎるので違う、通常の風邪であれば全ての事実と合致する。 よって原因は、" 普通の風邪です " となります。

全ての事実に合致するものが、原因となるわけです。このようにFTAKT法(PA)とセットで使ってこそ効果を発揮します。

どうですか?単純ですよね。そう、問題解析ツールのコア部分は単純なんです。

おさらいで、KT法(PA)について知りたい方は、90秒動画でも説明していますので、よろしければご視聴ください。

ではまた。。。


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