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そもそも、技術士事務所って何?

こんにちは、" 技術者に自由な時間を作ってあげたい " という思いで技術士事務所を立ち上げた " ひで " です。

" 技術士事務所って何?、何するところ? " って、よく聞かれます。

ちょっとその前に、技術士ってなんでしょう?

一言でいうと、" 国に技術力を認められた技術者 " で、認められた証が、国家資格である技術士資格です。

ですから、私もそうだったのですが、この資格を取ること自体を目標にする方も多いはずです。というか、会社員であればそうなりますよね。あとは、時代に合わせ技術力を維持、向上するための研鑽(会社員であれば業務そのものも研鑽になるけど)が必要となるので、合格すればOKという訳でもないです。。。

こういうものですから、独立して技術士事務所を開設するのは、退職された方が多くなります。私もそうです。

ちなみに、技術士事務所と名のつくものは、技術士資格を持っていなければ開設できません。技術者であれば、誰でもコンサルティング業務はできますが、技術士事務所という名称で業務することは禁じられています。これを、名称独占資格っていいます。

さて前置きが長くなってしまいましたが、技術士事務所って何でしょう?何をするところでしょうか? わかりますか?

答えは、" 何でもできる " です。要は、医士や弁護士、いわゆる業務独占資格のように技術士資格は " 何かをすることができる資格 " という訳ではないんですね。逆にいうと、" 何でもできる " 資格なんです。

私の場合は、独立してやりたいことが沢山あったので、もってこいの資格でした。独立を後押ししてくれた資格と言ってもいいくらいなんです。

業務がら、機械設計、特に摩擦摩耗に関しては入社以来、退職するまで苦しめられました。経験者じゃなきゃピンとこないかもしれませんが、理屈よりも肌感がものをいう分野です。同じ苦労を技術者にさせるのは社会にとっても絶対マイナス。大勢の方に迷惑をかけたので、貴重な経験を、同じ苦労を抱えている技術者に届けたいと思い、技術コンサルティングを始めました。

そして、開発時、数々の不具合を発生させたことに対するミソギの意味があったのかもしれませんが、数年間、品質システムの改善を受け持ちました。品質、および設計開発に関する規格の作成、改訂にも携わっていたので、品質コアツール、問題解決ツールの使い方や、品質システムへの組み込み、監査による実効果の判断を行ってきました。一方、自分も実業務で使っている訳ですから、ツールの利点、欠点、使い方に関しては言いたいことがいっぱいあり、セミナーを始めました。

また、長い間、頭の中で育んできたアイデアがいっぱいあります。社会のため、まじめに実現したいので特許創出も始めました。

最後に、未来にも貢献したい思いで、子どもたちへの理科教室も始めました。

これら、やりたいこと全て、定款に記載し技術士事務所を立ち上げました。そう、技術士事務所って、" やることは人それぞれ " なんです。ただし、当たり前ですが、" できないことはしてはいけない " ことになってます。そのために、技術士って表示するときは括弧書きで、部門(技術分野)を併記することになっています。どうですか、わかっていただけましたか?

私の場合は、技術士事務所を立ち上げて、そろそろ2年が経ちます。やることなすこと、まだまだ空回りですが、自分がやっていることにはプライドを持って、これからも活動して行きますよ。

自分の思いも、どんどん発信していきますので、これからもよろしくお願いしますね。 ではまた。。。







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