【社員インタビューVol.14】ビジネスデザイン室 山口幹夫さん
今回の社員インタビューは、ビジネスデザイン室の山口幹夫さん。
新井さんのお声掛けであれよあれよとVALUENEXに入社した経緯や入社してすぐに立ち上げたRadar-QFD、そして今取り組んでいる事業開発等についてお話を伺いました。
自己紹介
昨年12月にVALUENEXに入社。ビジネスデザイン室に所属しています。
入社する前はエンジニアとして、オフィスに置いてあるコピー機のエンジン部分の設計者として十数年のキャリアを積んでいました。その後、中国に3年間駐在し、コピー機を中国で拡販するために、技術的な観点からのマーケティングミッションを担当しました。日本に戻ってからは、エンジニアリングと事業開発を組み合わせた仕事をしていました。それが縁となり、VALUENEXに入社することになりました。私の基本的な経験は、ハードウェア、つまり形のあるものを作り、それを売るというものです。
入社のきっかけ
実は正社員として入社する前に業務委託として参画していました。エンジニアとして働いていた会社で同僚だった営業の新井さんと昨年の1月くらいに、久々にお会いして、新井さんから、「山口さん、暇だったら一緒に仕事しませんか?」という誘いをいただきました。
暇というわけではありませんでしたが(笑)、VALUENEXの事業内容や状況を聞いて、社外の視点を欲していた部分があったので、「僕でよければ」ということで。去年の6月くらいから、業務委託で、VALUENEXの俯瞰図の新しい使い方を考えて、ビジネスを拡大していくためのアイデアを出すことになりました。
最初はアイデアを出して終わりかなと思っていたんですが、提案したアイデアについて、代表の中村さんを含めたいろいろな方々とお話しする機会もいただき、テーマがどんどん絞り込まれて、ビジネスとして具体化しようということになりました。具体化するためにはどうしたらいいかを考え、モックアップを作り、というようなところまで結局やってしまって(笑)
ここまで作ったなら、自分でお客さんにちゃんと紹介してみたいという気持ちが自分の中でも出てきたので、ここは業務委託のままやるというよりは、正社員としてしっかり仲間に入ってやっていきたいということで、12月から正社員として本腰入れて参画したというような形です。
—VALUENEXに関わる前後で感じたギャップは何かありますか?
ギャップ…まず、良かった点は、みんなが若いということですね。現場で日々戦っている方々は非常に若くてエネルギッシュです。今まで大きなメーカーにいたので、平均年齢が高く、常に年配の方々に囲まれているような仕事が多かったのですが、この会社に入ってきて、皆さんがエネルギッシュで、年齢も含めて非常に刺激を受けるというか、自分も若くなければいけないという意識を持つようになりました。それが非常に良かったと思います。
また、悪かった点というより、改善すれば良くなるところがたくさんあると思います。それらは悪いというより、伸びしろと捉えています。そこに手を付ければ、まだまだ成長できる企業だと思います。積極的に改善していきたいと思っています。いろんな人と話をしていく中でみんな面白いアイデアを持っているのにそれを実際にビジネスにしていくための、人や機能が足りないなと感じています。ピースが足りていないというか。その一部でも埋めることができれば、もっとうまくいくと感じています。
アイデアをビジネスにしていく仕組み、機能を作ることが今の私のミッションだと感じています。
業務内容
—現在のお仕事について具体的に何をされているのですか。
現在は、業務委託時に提案したRadar-QFDという一つのコンテンツを市場に出し、それが市場に受け入れられるかどうかを確認しています。これはPoCと呼ばれています。
また、VALUENEXのメンバーが持つ最先端のアルゴリズムを活用した解析技術を、大きなビジネスにしていく仕組みの部分が非常に重要です。しっかりと事業化していくプロセスを作り、売り上げを拡大して会社を成長させることが大きなミッションだと思っています。
—ちなみに、Radar-QFDとは具体的にどのようなサービスですか?
QFDは、元々自動車や複写機などの業界で使われていた設計手法の一つで、Radar-QFDは特許情報を基に、そのQFDというフレームワークをお客様に提供するサービスです。QFDはもともとお客様のニーズとシーズの関係性を可視化する二元表を作るのが基本的な考え方ですが、特許情報には課題と技術という項目があるのでRadar-QFDではそのニーズとシーズを課題と技術に読み替え、特許のデータベースから課題と技術の二元表を生成します。
私自身がエンジニアだった経験から、できる限り情報を階層化し、課題と技術を整理し、特許の専門的な表現を一般的な技術文章に変換することで特許に詳しくない人たちにも理解できるようと、読みやすさを向上させるためにAIを活用しています。
VALUENEXの働き方
—いつも仕事をゴリゴリやっているイメージなのですが、ちゃんと息抜きはできていますか?
フルリモートというのがあまり慣れていなくて、結構ずっと仕事をしている感じになってしまっています。
息抜きという意味では、ラブラドールレトリバーを飼っていて、昼休みの時などに散歩に行ったりします。やはり、リモートワークでフルフレックスは自由ですよね。犬の散歩をじっくり1時間行ったりとか、後半に2時間ぐらいフレックスタイムを入れて、近くの競馬場にも行くんです。競馬場は普段開放していて、馬が走っていない時に犬を連れて行って、遊んだりしています。
あとは、ギターを弾いたり。息子が2人いるんですが、上の子もギター、下の子はドラムをやってます。ドラムはこれからですけどそのうちセッションできたらいいなと思ってます。
ただ、今はとにかく仕事でやることがたくさんあるので、まずある程度軌道に乗せるまでが走り続けないといけません。軌道に乗ったら1ヶ月ぐらい休もうかなと(笑)
VALUENEXで実現したいこと
—今後VALUENEXはどうなっていくと思いますか?
VALUENEXはアルゴリズムの会社だっていうのがやっぱり根本にありますので、アルゴリズムの研究開発は会社のコアな活動になるはず。常に世界で最先端のアルゴリズムを保有している、研究しているという状態をキープしていくことがまず一つ非常に重要だと感じています。そしてもう一つは、ビジネスをスケールしていく活動を色々仕掛けていくようにしなければと思います。
その2つが今後VALUENEXで力を入れて育てていかなきゃいけないところだと考えています。
私がさっき言ってた、私のミッションも後半のビジネスができるところを作らなきゃいけないっていうところにつながるのかなと。私はそもそもエンジニアだったので、研究開発やりたいという気持ちはあります。ただし、ビジネスの成長がないと研究開発も回らないので、目下そこが第一優先ではないかと思っています。トップラインが伸びれば投資も多くできるし、より研究をやっている人たちが威力を持ってやれるようになっていくと。そのプラスのサイクルを回すためのビジネスができるかなと思っております。
以上、山口幹夫さんのインタビューをお届けしました。
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<執筆>人事総務部:奥村