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社員インタビューvol.19 USチーム • ジェラルド ユさん
本インタビューでは、スタンフォード大学からのインターン生としてキャリアをスタートさせ、データサイエンス、ツール開発、そして日米の異文化間の架け橋として活躍しているVALUENEXメンバーの歩みをご紹介します。
2020年にスタンフォード大学のインターンとしてVALUENEXに参加されましたが、その後どういった経緯で正社員に?
インターンの初日から、クライアントプロジェクトへの参加を求められました。予想外でしたが、とてもやりがいがありました。
会社の目標達成を直接サポートするため、自身の貢献が重要だと感じました。このコンサルティングプロジェクトを通じて、私のデータサイエンスのスキルを知ってもらうことができ、より大きな責任を伴う仕事を引き受けられるようになりました。
最終的には、自然な流れで正社員としてVALUENEXに入社しました。
肩書きは「データサイエンティスト」ですが、ツール開発にも大きく貢献されていますね。開発業務はどんな経緯で始まったのですか?
肩書きは仕事そのものに比べれば二次的なものです。私にとってデータサイエンスとは、データを用いてビジネス上の疑問に答えることです。統計学とコンピュータサイエンスのバックグラウンドがあるので、様々な課題に対応する準備が整っていました。クライアントプロジェクトに取り組む中で、社内およびクライアントのニーズを満たすために分析ツールを改善できる分野があると気づきました。私の個人的および職業的な信条として、改善できることがあれば自ら進んで改善します。これが、主要な機能の再開発に関わるきっかけとなり、それがワークフローに好影響を与えました。
多様なスキルを活用し、様々な役割を担える機会に感謝しています。
シリコンバレーオフィスで3年間働いた後、2023年3月から日本オフィスに異動されましたが、来日を決めたきっかけは?
私の人生の大半をベイエリアで過ごしたので、そこでの今後15~20年がどのようなものになるか明確に想像できました。一方、日本は未知の魅力的な場所でした。自分自身に挑戦し、世界や自分自身についてもっと学ぶ機会だと思いました。さらに、コロナ禍に独学で日本語を勉強していたので、この異動は言語スキルを高めたり、日本の同僚とより密接に関わる絶好の機会となりました。私の目標の一つは、米国と日本のチームの間の架け橋となり、より強固な結束と理解を促すことです。
日本での生活への適応や、アメリカとは異なるワークスタイルへの順応について、どのような変化がありましたか?
この質問は内容を2つに分けてお答えします。
まず、日本での生活についてですが、皆さんの予想とは裏腹に、東京に引っ越してからは生活がかなりゆっくりになったと感じます。シリコンバレーでは、昇進や給料の増加、家の購入など、いわゆる「人生の節目となる成果」を達成しなければならないというプレッシャーを常に感じていました。日本への異動は、一歩引いて自分にとって本当に大切なものを見直すきっかけになりました。たとえば、道を歩きながら木や花を見て立ち止まって感謝したりと、小さな瞬間に喜びを見出すようになりました。
パロアルトでは、こうしたことを全くしていませんでした。
仕事については、引き続きアメリカのチームと緊密に協力しているため、大幅な変化はありません。ただ、日本のビジネス文化に適応し、同僚から学ぶことは非常に興味深い体験です。ビジネスマナーの違いを観察することで多くを学び、大変貴重な機会となっています。
最近、日本チームのメンバーを対象にした「英語学習クラスター」を開始されましたが、その発案の背景や進行状況について教えてください。
まだ初期段階ですが、このプログラムを始めた動機は、日本の同僚との会話から生まれました。多くのメンバーが英語を練習したい、上達したいと話していたので、彼らが集まり、一緒に英語を使う場を作ればモチベーションになると思いました。このプログラムの狙いは、英語を定期的に使用する習慣を身につけてもらうことです。他の取り組みと同様、解決できそうな課題があれば、自ら行動して取り組みます。
現在、ご自身の日本語能力を向上させるためにどのような取り組みをされていますか?
試行錯誤を重ねていますが、唯一確実に続けているのは、毎日の単語学習です。フラッシュカードを使って語彙を増やしています。現時点では、教科書や文法ドリルの使用をやめ、代わりに「没入型学習」に焦点を当てています。日本の文化の中で自分の興味を引くものに触れることで、言語スキルを磨こうとしています。
たとえば、JRPG(日本のロールプレイングゲーム)をプレイすることは、特に日常会話レベルの日本語を理解するのに非常に役立っています。また、日本語の小説を読み始めましたが、やはり「没入型学習」の段階にあり、言葉や表現を少しずつ拾い上げています。
将来ベイエリアに戻るとしたら、日本のどんなところが一番恋しくなると思いますか?
今の段階で答えるのは難しいですが、間違いなく恋しくなるのは、日本人の礼儀正しさと丁寧さです。アメリカでは期待できないことです。日本での、人々が互いの空間や環境を大切にする姿勢は素晴らしいと感じます。それは、公共の場の清潔さや、混雑している場所でも秩序が保たれていること、そして日夜問わず物事がスムーズに機能していることに表れています。
これは本当に素晴らしく、とても感謝しています。
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