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あなたを待ち受ける「小さな仕事」とは

定年退職をしてしばらくすると、その「毎日が日曜祝日」にも飽きてきます。

生活費が足らないので、また「お昼ご飯まで作りませんからね。もう勘弁してください」と奥様に言われたのでまで、様々な理由からこれまで慣れ親しんだ「過ぎ去りし平日の忙しい自分の姿」が恋しく思い始めるのが、40年サラリーパーソンを勤め上げてきた「あなた」の未来の姿です。

すると「面接確約」「定年70歳」「屋内」「初心者歓迎」「体力的に安心」といった、いわゆる高齢者が喜びそうな「キャッチコピー」が溢れでている、人材紹介会社から送られてくるDMに目がいくのも自然な姿だと言えます。

おそらくそれと同じ文面のオファーは、私のように定年を迎えた高齢者全員に向けて、いわば「一斉メール」の形で送信されたのでしょう。なぜなら実際の求職者の、これまでの経歴や希望を見てもいない、見当もしていないことが明白だからです。

そんな十把一絡げ(じっぱひとからげ)なオファーを送りつけてくる、その程度の人材紹介会社が数多く存在します。

もっともその一方で、「こんなもんでも送っとけば、何人かは喜んで尻尾を振って応募してくるだろう、何しろ相手は職に困っている高齢者なのだから」と完全に相手に見下されている現実に、私は正直心底腹が立って仕方がないのですが、でもそれは「あながち的外れではない事実」も含まれているのも事実です……。(このつづきは本書↓で)


◎ベストセラー『「クビ!」論。』で 1000人以上をクビにした経験を綴った著者。 その後、自らも幾度もの「クビ!」と転職を経験し、ついに定年に…… そして66歳、たどりついた境地とは!? 理想とはほど遠い年金支給額。人は定年を迎えた日から無価値になるのか!? 冷酷な現実を前に達した結論が、 「いっそ定年なんかしなければいいのだ。この先ずっと価値を提供し、 対価をもらい続ければいい、それも高く。でもどうしたら?」。 30代、40代のサラリーパーソンが 今後否応なく直面する「ジョブ型」雇用において、 考えておきたい「ジョブ型定年」と前後のライフプラン。 それまでに直面するであろう転職や給与、そして「クビ!」まで、 人事のプロである著者が余すところなく解説。 「ジョブ型」キャリアを「○金(まるきん)」で終わらせるための一冊です。ぜひお近くの書店でお手に取ってご覧ください。

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