「金融」資産家ならなれる(かも)
私やおそらくあなたの周りや親戚にも、いわゆる「資産家」と呼ばれる方が少なからずいます。
見るからに立派な広い庭付の家には、そこにあるクルマも国産ならレクサス以上で、それがメルセデスだなんて「あたりまえすぎて」むしろカッコ悪いぐらいです。(これは私個人のかなりの「ひがみ」「そねみ」「やっかみ」からきた表現であるのは、いまさら付け加えるまでもありません……)
もっともそんな「人も羨む資産家」の多くは、自分自身の力で築き上げてきたと言うより、その多くは「ご先祖さまのおかげ」と言ったケースがほとんどでしょう。
ごそんな先祖さまのご利益がある人もそうでない人も、ごく普通のサラリーパーソン、とりわけ若きサラリーパーソンが目指すべきは、そんな従来型の「家・屋敷」に代表される資産ではなく、将来がとても不安な「年金」の代わりになり得る「キャッシュフローを生み出す金融資産」を優先的に増やすよう全力を注ぐべきです。
よく引き合いに出されるけど「正確でない表現が多い」のも、この「資産2000万円以上」と言ったものです。
年金不足を補うべく必要な2000万円以上と言うのは、前述したような「ご先祖からの不動産」を指すのではなく、あなたの持つその住宅ローン残債が沢山残っている湾岸に立つタワマンでもなく、純粋に「金融資産だけ」なことに注意しましょう。
そんな「金融資産運用方法」について、私がまだ外資系金融機関で人事部長をしていた頃に、名うての「金融派生商品(デリバティブス)」のトップセールス・レディーに「何かいい運用方法ってありませんか?」と尋ねたことがあります。その時の彼女の答えがなんと……(つづきは本書↓で)