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【事例紹介】コーヒーかすでサステナブルな暮らしを!日本のアップサイクル製品5選

Value wayでプロボノ活動中の小川です。
「コーヒー2050年問題」に代表されるように、世界中で愛されるコーヒーは今後気軽に飲めなくなる可能性があります。
そんな中で、コーヒーを楽しんだ後に残る「コーヒーかす」をそのまま廃棄せずに、環境に優しいアップサイクル製品として新たな価値を生み出している事例が増えています。今回は、コーヒーかすを活用したユニークな製品を展開している国内の事例を5つに絞ってご紹介します。

1. コーヒーカス廃棄問題に“紙”で挑戦するCAFFE
 (GROUNDS合同会社)


CAFFEは、「“ コーヒーの未来を豊かに、豊かな未来をコーヒーで ”」をビジョンに、コーヒーカス名刺や紙の卸販売、オリジナルの商品企画・プロデュースを行っています。

注目の製品:
• コーヒーカス名刺

出典 CAFFE Online Store

• コーヒーカス再生紙 トートバッグ

出典 CAFFE Online Store

コーヒーかすからできた再生紙CAFFE Paper は全国各地のコーヒーショップで実際に抽出されたコーヒーかすを100%使用しています。環境にやさしいだけではなく、耐久性もあるようです。

CAFFE Paper

出典 CAFFE カフェペーパー の特徴

▶︎公式HP

2. 枯渇懸念のない海水由来の素材と配合させたCOFFEE STONE
 (株式会社コル)

コーヒーに限らず、捨てられてしまう野菜や果物の皮や搾りかすなどの食品由来の未利用素材を配合した、アップサイクル素材・製品ブランド「UP FOOD STONE」をもつ株式会社コルは、抽出後のサステナブルコーヒーの豆かすと海水由来の自然素材を混ぜて固めたCOFFEE STONEでできた様々なアップサイクル商品の開発に取り組んでいます

注目の製品:
• COFFEE STONE 置き時計(Oval)

出典 UP FOOD PROJECT ONLINE SHOP

• AROMA Stone(りんご型)

出典 UP FOOD PROJECT ONLINE SHOP

写真左から; コーヒーかす/みかんの皮/ニンジン皮/えごま搾りかす/たまねぎ皮

素材の食材を思い出すデザインが可愛らしくおしゃれなインテリアとして楽しめそうです。

▶︎公式HP

3. SUS coffeeでサステナブルな文具・雑貨
 (アイグッズ株式会社)

企業のSDGsを、ものづくりで支える「SUSPRO(サスプロ)」ブランドを運営するアイグッズ株式会社からコーヒー粉を価値あるグッズに生まれかわらせた商品「SUS coffee」が誕生。コーヒーかすを活用した文房具や日用品を展開しています。

注目の製品:
• SUS coffee All-in-one Coffee Maker(オールインワンコーヒーメーカー)

出典  SUS coffee


• SUS coffee NoteBook (ノートブック)

出典  SUS coffee

オールインワンコーヒーメーカーは、ミル、ステンレス製フィルター、保温タンブラーが1つになっており、いつでもどこでも挽きたてのコーヒーを楽しめるコーヒーメーカーのためキャンプなどのアウトドアでも便利です。ノートはシンプルなデザインなので職場や学校などさまざまなシーンに自然となじみます。
また、SUSシリーズは「TABLE FOR TWO」の活動に賛同し、売り上げの一部を寄付しています。

▶︎公式HP

4. コーヒーかすをシューズにしたPANTO!
 (チル・ジャパン株式会社)

チル・ジャパン株式会社は、一足あたり15杯分のコーヒーかすを再利用した防水シューズ「PANTO」を開発しました。

注目の製品:
• PANTO RIO XP

出典 PANTO

このシューズは、防水/防汚/衝撃吸収/軽量/防滑/消臭/抗菌・防臭/耐摩耗性と機能的。軽くて疲れにくいので雨の日だけでなく、タウンユースからアウトドア・キャンプ・フェスなど幅広いシーンでオールシーズン活躍できるシューズです。

▶︎公式HP

5. Coffeeloopで循環型カップを実現
 (アサヒユウアス株式会社)

アサヒユウアスが主体となり、賛同するパートナー企業とコーヒーの副産物を活用したさまざまなアップサイクルに取り組むプロジェクト「Coffeeloopプロジェクト」から新たに開発された製品「Coffeeloopカップ」。

注目の製品:
• mottainaiカップ

出典 アサヒユウアスECサイト

国内の企業やカフェから回収した抽出後のコーヒー豆をリサイクルして製造したコーヒーカップです。
アサヒユウアスは、アサヒグループによって2022年に立ち上げられた会社でサステナビリティ事業を核に、コーヒーかすに限らず廃棄物を原料にしたアップサイクル製品を展開しています。

▶︎公式HP

まとめ:コーヒーかすで広がるサステナブルな未来

コーヒーを淹れた後のかすも、アイデア次第で、新しい価値を生み出す可能性を秘めていることを実感しました。皆さんも、コーヒーかすを活用した製品を取り入れて、サステナブルな暮らしを始めてみませんか?


ライター:小川
情報通信機器を主体に製造するメーカーで勤務中。入社から3年間営業を経験し、現在は新しいサービスの商品企画や売り方改革を担当。休日はカフェでゆっくり一息つくのが癒し。そんな癒しの時間の裏側で起きている気候変動の課題に向き合うValue wayの取り組みに共感し、プロボノ活動中。一緒に循環社会を創造する仲間探しを目指してnoteを発信!

「コーヒーの2050年問題」についてはこちら


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