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はじめまして、Value wayです 〜一杯の珈琲から食・農・暮らしを Regeneration(再生)する資源循環の実現を目指す〜

はじめまして。Value way株式会社です。
Value wayは2023年10月に創業した会社でコーヒーを中心とした再生・循環経済の実現を目指しています。この度、公式noteをはじめました。
Value wayでプロボノ活動中の小川がお届けします。

今回の投稿では、
① Value wayの活動の背景にある「Coffee2050年問題」について
② Value wayがどんな会社か
③リジェネラティブ農業とは
④このnoteで発信していきたいこと
をご紹介します。


「Coffee2050年問題」とは

突然ですが、みなさんは「Coffee2050年問題」を知っていますか。

Coffee2050年問題とは、「温室効果ガスによる気候変動で2050年にはコーヒー生産が半減する」という問題です。


コーヒーの木は育てるのがとても難しい植物で、降雨量・日当たり・温度・土質といった条件を満たした環境でないと、うまく育ちません。現在、コーヒーの多くはその条件が揃っている「コーヒーベルト」と呼ばれる、赤道をはさんで北緯25度から南緯25度のエリアで栽培されています。
しかし、その「コーヒーベルト」で気温や湿度が上昇して植物の感染病「さび病」が流行する、雨季と乾季のリズムが崩れて深刻な干ばつが起きるといった問題が始まっています。現在のような気候変動が続けば、喫茶店やレストランなどで使われるコーヒー豆アラビカ種やロブスタ種の産地が2050年までに半減すると試算されています。

このままでは、コーヒーを飲んでほっと一息つく、そんなあたりまえの日常がなくなってしまう世界が到来するかもしれません。

そんな問題に対し、生産国では、高耐性な品種の改良など、対策が行われる一方で、消費国では何ができるか?気候変動問題と価値創造の両立をはかるべくValue wayプロジェクトが立ち上がりました。

Value wayってどんな会社?

創業背景

コーヒーの生産量の減少が懸念される一方、世界全体のコーヒーの消費量は年々増加傾向にあり、世界では毎日約20億杯以上が消費されています。実は、日本は、世界で4番目にコーヒーの消費量が多く、毎日約2億杯のコーヒーが飲まれています。しかし、消費後のコーヒかすのほとんどが資源循環されずに廃棄されています。


廃棄物削減と温室効果ガス削減は必須命題。近年、気候変動対策の意欲は高まっているものの実際に行動している方は限られています。

そこでValue wayでは、生活に最も馴染みのある食の1つ「コーヒー」に着目し、製造時のコーヒーハスクおよび消費後のコーヒーカスを回収・炭化・農地施用などを通して、コーヒーかすから資源循環を始め、
廃棄物削減・温暖化解消(カーボンクレジットの創出)・消費者の行動変容を一体的に取り組むプロジェクトRegenerative Coffee Way(RCW)を提案し、国内外で推進しております。

この取り組みは、2021年に神戸市で開催されたESGプログラム(englobe)でCEO 八木とCOO 西出が出会ったことをきっかけに始まり、2023年10月に二人でValue way株式会社を創業しました。

ビジョンとゴール

Value Wayは、
Proof of Borderless / 生産も消費も隔てない循環世界を創造する
をビジョンに掲げ、
「珈琲モノゴトを記録する」ことで、売り手・買い手双方が環境貢献に主体的にコミットするリジェネラティブ珈琲推進プロジェクトです。

世界中で毎日20億杯以上消費されているコーヒー。
世界で1億人以上が働いているコーヒー。
その全てのコーヒー消費が資源循環することが我々のゴール
です。

主な事業内容

上記ゴールに向けて、Value wayでは、算定・除去・再生の各工程を支援する3つのサービスを提供しています。

プロジェクトサイト :

リジェネラティブ農業とは

Value wayの紹介で突如出てきた横文字「Regenerative」に何ぞやと思った方は申し訳ございません汗
日本語では「環境再生型農業」とも呼ばれますが、リジェネラティブ農業(Regenerative Agriculture)とは、土地の健康や生態系の回復を目指す持続可能な農業手法の一つです。従来の持続可能な農業(サステナブル農業)は、「維持」の意味合いが強いですが、リジェネラティブは「再生」を意味し、土地や生態系の健康を改善・回復させることを重視します。
Value wayでは、コーヒーを中心とした再生・循環経済の実現を目指しています。

このnoteで発信していきたいこと

このnoteでは、Value wayでの活動内容だけでなく、コーヒーかすの活用事例や資源循環に向けた取り組み等をご紹介していきたいと思います。
気候変動問題や資源循環に関心がある人、コーヒーがお好きな人はもちろん、今は気候変動対策をあまり意識していないという人にも目にとめていただき、少しでも気づきを得ること、今後の行動に影響を与えることができればと思っています。
そして、循環社会を創造する仲間を増やしていきたい!そんな思いで今後発信していきますのでどうぞよろしくお願いします。

冒頭でプロボノ活動中とお伝えしましたが、私がValue wayに出会ったのは2024年10月と最近のことです。企業社員が組織を超えて、社会課題解決に挑むプロジェクト「Beyonders」の募集で、Value wayの活動を知りました。
カフェでリラックスする時間が大好きな私ですが、恥ずかしながら「Coffee2050年問題」を知らず、コーヒーを飲む、カフェで過ごすといった癒しの時間があたりまえではなくなることへの驚きと危機感を抱きました。
Value wayのコーヒーかすの資源循環という取り組みに共感し、無知ながらも、参画させていただいています。発信していく立場ですが私自身も学びの段階。こんな取り組みもあるよ!こんな課題が起きているよ!のコメントやご意見もお待ちしております。


ライター:小川
情報通信機器を主体に製造するメーカーで勤務中。入社から3年間営業を経験し、現在は新しいサービスの商品企画や売り方改革を担当。休日はカフェでゆっくり一息つくのが癒し。そんな癒しの時間の裏側で起きている気候変動の課題に向き合うValue wayの取り組みに共感し、プロボノ活動中。一緒に循環社会を創造する仲間探しを目指してnoteを発信!


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