不景気の中にあっても、中国茅台酒(マオタイ)は絶好調。
中国酒造大手の貴州茅台酒が2023年決算を発表しました。不景気が続く中国にあって、業績は下のグラフのように絶好調です。
当期利益率は50%で、粗利率は常に90%以上を維持しています。ROEも36.2%とキーエンスをしのぐ優良企業で、もう笑うしかないレベルです。時価総額は2.1兆元(約40兆円)と上海総合指数の構成比で4.6%ありますので、多くの機関投資家は同社を組み入れざるを得ません。
以前、中国株ファンドマネージャーが、中国株は詰まらんと話していた時期がありましたが、その一つがこの会社です。確かに分析しても面白味もない会社でこれだけ大きいとプロ投資家として、そう思う気持ちは分かります。ただ、自社の製品の価値をよく理解した値付けで販売している会社だという点だけは、尊敬に値します。
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